バンコクからおよそ北西150kmに位置しているスパンブリー県。
あまり聞き馴染みのない県かもしれませんが見どころがいくつかあり、超ローカルグルメが楽しめる県なんです。
いくつかある中からサムチュック百年市場、地獄寺と呼ばれるワットパイロンウア、そして珍しい藁焼き地鶏が食べられるタイ料理店『クルアガンナー』の3箇所を選び、日帰りツアーを企画しました。
サムチュック百年市場
バンコクを出発しスパンブリー県でまず立ち寄るのはサムチュック百年市場。
その名の通り100年以上前からこの場所で開かれている市場で、築数十年経った木造の店舗が並び、昔ながらのタイを残しています。
サムチュック百年市場は「三烹百年市場」(※英語名Samchuk Community and Old Market District)と表記され、2009年にユネスコが「アジア太平洋無形文化遺産」に認定。
名実ともにタイ国内指折りの百年市場です。
サムチュック百年市場で味わっていただきたいのはカオホーバイブア(ข้าวห่อใบบัว)。
炊き込みご飯を蓮の葉で包んだ料理で、スパンブリー県の名産品でもあります。
市場内にはいくつかお店があるのですが、有名なのは『カオホーバイブア トンタムラップ ティーサムチュック』です。
ラマ9世国王の娘さんも来店したことがあるほど!
また、サムチュック百年市場の名産品として知られているのが巨大ルークチン!
このまま食べられないこともないですが、購入すると一口サイズに切ってくれます。
奇怪なオブジェが地獄を表現するワットパイロンウア
スパンブリー県にある寺院ワットパイロンウアは、「地獄寺」という別称を持つ変わったお寺です。
地獄寺と名付けられた由縁は、敷地内に建てられた奇怪なオブジェの数々によるもの。
悪行を働くことによって地獄へ落ちると、人間を戒めるために造られたといいます。
タイ国内には数ヶ所地獄寺がありますが、ワットパイロンウアがもっとも名の知れた地獄寺でしょう。
ワットパイロンウアには奇怪なオブジェだけではなく巨大な仏像や、壮観な白亜の寺院も建っています。
藁で蒸し焼きにした地鶏のガイオップファンで舌鼓!
ワットパイロンウアのすぐ近くに、最後の目的地であるタイ料理レストラン『クルアガンナー』が立地しています。
すぐそばに広がるのは田園。
収穫前でしたら青々とした稲穂にあふれた田を眺めることができます。
『クルアガンナー』の名物は、藁を使い地鶏を蒸し焼きにするガイオップファン(ไก่อบฟาง)。
バンコクでガイオップファンを出すタイ料理店は、私が調べた限りありませんでした。
スパンブリー県でもメニューにしている店は少なく、かなりレアなタイ料理といえるでしょう。
ガイオップファンは一般的なガイヤーンとは異なり、蒸し焼きにしているため鶏肉の柔らかさが特筆もの。
また付けダレのナムチムも旨いんです。
『クルアガンナー』での食事はガイオップファンの他に、ソムタムやエビのガーリック炒めなどをいただきます。
ツアー料金にはアルコールを含んでおりますので、ビール好きの方はがんがん飲んでください!
ツアースケジュール
時間 | 場所 | 内容 |
7:30 | Pullman Bangkok Grande Sukhumvit | ロビーにて待ち合わせ&出発 |
10:00 | サムチュック百年市場 | 見学(1時間ほど) |
12:00 | ワットパイロンウア(地獄寺) | 見学(1時間ほど) |
13:00 | 『クルアガンナー』 | お食事(1時間30分ほど) |
16:30 | Pullman Bangkok Grande Sukhumvit | 到着・解散 |