※現在、こちらのツアーの催行は中止しております。
世界が認めるコーヒー豆を生産する少数民族アカ族
チェンライでは約30年ほど前からタイ王室が主導し、少数民族のアカ族が主に関わっていたケシ栽培をやめさせ、代替としてコーヒーやお茶、マカデミアンナッツなどの栽培を進めてきました。
成果は顕著で現在ではケシ栽培のほとんどは壊滅したと言われています。
そして今、アカ族が作るチェンライ産のコーヒーは国際的評価を得て、日本での知名度も上がってきています。
アカ族は中国雲南省に暮らすハニ族が起源と言われ、支族がベトナムやラオス、ミャンマー、そしてタイへ移住しアカ族と呼ばれるようになりました。
タイ国内でアカ族が多く暮らしているのはチェンライ県やチェンマイ県です。
ドイチャンコーヒー本店を見学
チェンライに点在するコーヒー農園を案内してくれるのは、日本語が話せるアカ族のアリヤさんです。
彼の案内でまず訪れるのはドイチャンコーヒー本店。
ドイチャンコーヒー(Doi Chaang Coffee)とは、ドイチャン(ดอยช้าง)という山で栽培されているコーヒー豆を指し、タイを代表する銘柄といっていいでしょう。
ドイチャンコーヒーは店舗も持っており、バンコクでも数店舗を展開しています。
カフェの本店は、ドイチャンにある工場の横に併設され、近くには農園もあるので、収穫時期の前ならチェリーのようなコーヒー豆を見学することも可能です。
アカ族の村にある超レアなカフェへ!
ドイチャンコーヒー本店を後にし、アリヤさんが連れて行ってくれたのはアカ族の村の中にある『Akha View Coffee Hand Roasted』です。
Wifiが繋がらない山奥なので、自力で来ることは100%無理でしょう。
竹を素材とした質素で洒落たカフェは、山の斜面に建てられているため見晴らし最高です。
このカフェではコーヒー豆をフライパンで焙煎するところから始められるのが面白い。
コーヒー豆を炭火で熱したフライパンでじっくり20分ほど乾煎り。
均等に豆を乾煎りしなければならないため、常に豆を混ぜていなければいけません。
作業を始めて5分ぐらいは楽しいものの、5分を超えると腕の筋肉がピクピク。
次第に動きが鈍くなってくると、作業をアカ族のスタッフに交代し、残りは彼にお任せです!
焙煎が終わると、コーヒーミルを使ったの手挽き。
私も体験してみるべくコーヒーミルでガリガリと挽いてみました。
挽き始めると苦味を含んだ芳醇な香りが立ち上がり、コーヒー好きの鼻腔をこれでもかと刺激するから堪らない!
チェンライの山並みを眺めつつ、自身で焙煎し手挽きしたコーヒーをいただけるのは贅沢の極みです。
最高のコーヒーを味わうことができました。

『Akha View Coffee Hand Roasted』から山々の臨み、美味しいコーヒーをいただくと気分一新!

アカ族のスタッフに見てもらいながらの焙煎作業

ここまで焙煎できればもう一息

手挽きではアリヤさんにもお手伝いいただきました

至極の一杯をいただきます!

山々を眺めながらコーヒーを楽しめるよう屋外にカウンター席が設けられています

帰り際に焙煎したコーヒー豆をお土産としていただきました。タイ語で名前も書いてくれています
アリヤさんによるコーヒー園ガイド
アカ族のアリヤさんはタイ語だけではなく、日本語もペラペラです。
言葉によるストレスはまったく感じることなく、ツアーを楽しんでいただけます。
待ち合わせ時間や解散時間はご要望に応じることが出来ますので、お申し込み時に別途ご記入ください。