タイ旅行で気をつけておきたい6つの注意点を徹底解説します

タイ旅行で気をつけておきたい6つの注意点|スリや詐欺、屋台での食事など

タイ旅行に来る外国人旅行者は、年間数千万人に及ぶと言われています。
歴史ある寺院や、屋台などのストリートフード、安くて質の高いマッサージ、ショッピングなど、魅力が詰まった観光立国です。

とはいえ、タイ旅行中にトラブルに巻き込まれたり、体調を崩すなどが起こったらせっかくの旅が台無し。
本記事では、タイ旅行で気をつけておきたい注意点をまとめましたので、旅の一助となれば幸いです。

タイ旅行の注意点①:スリやひったくりについて

タイ旅行中、特にアソークやナナのような繁華街やナイトマーケットでは、スリやひったくりに特に注意が必要です。
「ザ ワン ラチャダー」や「ジョッドフェアーズナイトマーケット」などでは、スリ被害の報告が多く寄せられています。
よくある手口は、2人組で行動し、片方が質問などで注意を引きつつ、もう片方がカバンから財布を抜き取るというものです。
このような巧妙な手口に対処するためには、次のような予防策が有効です。

ワンラチャダー

貴重品は分散して持ち歩く:財布を2つに分けて、一つは身体に密着する場所に、もう一つはカバンの中に入れる。

カバンは前面に持つ:リュックサックは背負わず、常に目の届く範囲に置く。

観光地や人ごみでは特に警戒:混雑している場所では、人との距離を保ち、周囲に注意を払う。
カバンのファスナーはしっかり閉める:カバンはファスナー付きのものを選び、常に閉まっている状態を保つ。

タイ旅行の注意点②:詐欺について

在タイ日本大使館からも注意喚起が出されているほど、詐欺被害が多発しています。
在タイ日本大使館から出されている注意喚起は以下のようなものがありますのでご注意ください。

・アソーク駅近くで中東系の男性に英語で声を掛けられ話していると「私たちにはお札にキスをする習慣がある。日本のお札を見せてほしい」と言われる。
お札を見せようとしたところ、財布を強引に掴まれ「ちょっと見るだけ」と言って中身を確認される。
すぐに手を離してくれたが、別れた後不審に思い中身を確認したところ、5万円抜き取られたことに気付く。

・トンローのドンキモール近くで中東系の男性に
「来週日本に行く予定なので日本のお札を見せてほしい」と英語で声を掛けられる。
お札を見せようと財布を開いたところ、強引にお札数枚を取り出された。
男性はすぐにお札を返してくれたが、後ほど確認したところ、10万円程抜き取られていたことに気付く。

・ホワイクワンのショッピングセンター内で中東系の男性に
「タイに観光で来ており、これから両替をする予定だが、タイ通貨を見せてほしい」と英語で声を掛けられる。
お札を見せ、別れた後に財布を確認したところ、クレジットカード1枚を抜き取られていたことに気付く。

タイ旅行の注意点③:タクシーなど交通機関について

タクシーを利用する際は、必ずメーター使用を確認してください。
言い値での運賃は相場の数倍となることも珍しくありません。メーターを使わない運転手には断固として乗車を拒否しましょう。

繁華街で待機しているタクシーは要注意

最近ではGrabやBoltといった配車アプリの利用が便利になっています。
これらのアプリですと、手配した時に金額が決まっているのでぼったくりに遭うことがありません。
ただ、雨の日などはタクシーが捕まりにくいことがあるため、その点も考慮する必要があります。

タイ旅行の注意点④:トイレについて

タイでは公共の場所にトイレがないことが多く、日本のようにコンビニではトイレを貸してくれるところはありません。
繁華街であればショッピングモールやホテルなどのトイレを利用しましょう。
有料であることもありますので、その点は覚えておいてください。
トイレットペーパーが備え付けられていないことが多いため、自身でティッシュペーパーを持参しておくのがベターです。
使用後のティッシュはトイレに流さず、ゴミ箱に捨てるようにしましょう。

タイ旅行での注意点⑤:屋台などでの食事について

タイのバンコクにはいたるところに屋台があり、B級グルメ天国と言って過言ではありません。
ただ、体調などによって食当たりをすることもありますので、屋台など食事をする際は、以下の点に気をつけましょう。

テーブル上の水や氷を使わない

屋台やローカル食堂に行くと、卓上にプラスチック製の容器の容器に入った水が置いていることがあります。
あれは無料で提供されているものなので、コップをもらえば自由に飲めますが、あの水に当たることがあるので要注意。
お店が提供している氷もしかりです。
水や氷に問題があることはほとんどないですが、体質的に合わなければ体調を崩してしまうようです。

初めてタイに来る方や、体質的に弱い方は、コンビニでペットボトルの水を買ってから入店するか、店内で売っている水を購入することをおすすめします。

カニやエビ、貝類には細心の注意を

当たりやすい食材としてよく挙げられるのは、蟹や海老、貝類といったシーフード。
蟹で当たった話で多く聞くのが、沢蟹入りのソムタムのソムタムプーです。
たとえ自分で注文しなくても、同じクロック(調理器具)を洗わず使っているので、先客がソムタムプーを注文したら当たることも。

料金が高いレストランだからといって、新鮮な海鮮類が提供されるいるとは限りません。
たとえローカル店であっても、シーフードを専門に扱っていて、来店者が多い店の方が新鮮な食材を食べることができると思います。

鍋では箸の使い方に注意

タイ旅行に慣れた方から聞いた話で驚いたのは、チムチュムという鍋で当たったという話でした。
チムチュムで出てくる豚肉やシーフードに、生卵が乗っているときがありますが、あれを混ぜた箸でそのまま食べてしまったことが原因のようです。
その方いわく、数名でチムチュムを食べていた中、鍋奉行をした2名だけが当たったので、生卵が原因であることは間違いないでしょう。
チムチュムだけではなく、ムーガタなどの鍋を食べるときは箸の使い方に気を配ることが大事です。

店選びは賑わっているお店を選ぶ

どんな料理でもいえることですが、お店を選ぶ時はなるべく繁盛店を選ぶようにしてほしいでうs。
たとえば、当たりにくそうなぶっかけ飯屋であっても、来店者が少なければ並べているおかずはずっと常温に晒され、痛んできます。
そういったおかずを食べると当たることもあり、とあるタイ人は、ぶっかけ飯屋の煮卵で当たったこともあったと言います。
ぶっかけ飯屋だけに限らず、お店を選ぶときは繁盛店を選ぶのがいいでしょう。

屋台では生野菜に気をつける

屋台でよく見かけるのが、イサーンソーセージのサイクロークイサーン。
このサイクロークイサーンで当たった方がいます。
厳密に言うと、サイクロークイサーンではなく、一緒に付いてきた野菜で当たったようです。

サイクロークイサーン自体が傷んでいると、味や匂いに異変があり分かりやすいですが、野菜が傷んでいたり、また虫が付いていたりすると気付きにくい。

防衛策としては、食べる前に注意深く観察すること、またはホテル等で食べる場合は事前に洗うことが考えられます。

といってもサイクロークイサーンを買って、キャベツや生姜を一緒に食べられないのは辛い。
やはり繁盛店で買うか、衛生面に気を遣っている屋台を選ぶことで、予防するのがいいでしょう。

当たりやすい人の料理選び

体質によっては屋台や食堂などローカル店の衛生面だと「当たりやすい」人もいるでしょう。
それでもローカルフードを食べたいのであれば、当たらなさそうなタイ料理を選ぶこともひとつの手段です。
食あたりになりにくいとされる料理は、ジョーク、クイッティアオ、パッタイ、カオマンガイ、カオカームーといった麺やご飯系などがあります。
さらに、お店も屋台などではなくフードコートがおすすめです。

もし食中毒になった時は

最後に、もし食中毒になった時の対処法について説明します。
軽い下痢程度なら、セブンイレブンで売っているCA-R-BONという下痢止めがおすすめ。
ただ、発熱や嘔吐までにいたったら、クリニックや病院へ行った方がいいでしょう。

バンコクには日本語が通じるサミティベート病院やDYMクリニックなどがあります。
下手に薬で治そうとするよりも、そういった病院などで診察してもらったほうが安心だし、早く復調する可能性も高いので残りの日程が楽しめるかもしれません。

タイ旅行の注意点⑥:寺院参拝について

タイでは寺院が神聖な場所とされています。ノースリーブ、短パンといった肌の露出が多い服装、また帽子やサングラスなども禁止されています。

ここ数年でよく聞くようになったのは、ワットパクナムへ参拝した日本人が寝転がって写真を撮ったり大声で話しをしていることです。観光スポットとはいえ神聖な場所ですので、ふるまいには気をつけましょう。

ワットパクナムでの日本人のふるまいが問題視されたことも

また以下のことについても気をつけてください。

・男女が手をつないだり肩を組む。
・女性が仏像や僧侶に触れるのはNG。(寺院だけではなく、街中などでも触れてはいけません。)
・足の裏は不浄とされているため、仏像に足の裏を向けない。
・仏像より高いところに立たない。

タイ旅行で不安があるなら日本語ガイド付きのツアーがおすすめ

ここまでさまざまな注意点をお伝えしてきました。
文化が異なる国へ旅行するので、いろんなことに気をつけなければならないのは仕方がありません。
この記事を読んでも不安があるようなら、日本語ガイド付きのツアーをお勧めします。
弊社で用意しているプライベートツアーを利用して、不安のないタイ旅行を楽しんでください!

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)の画像

西尾康晴(Yasuharu Nishio)2011年タイ移住/2017年4月タイ国内旅行会社TRIPULLを起業/バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」運営/2019年12月1日よりYouTubeチャンネルを開設/ YouTubeチャンネル Nishio Travel

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