チェンマイ旧市街ローカルグルメ14選|1週間食べ歩き! - TRIPULL

チェンマイ旧市街ローカルグルメ14選|1週間食べ歩き!

チェンマイ旧市街地と聞くと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

おしゃれなカフェ、欧米人旅行者でにぎわう通り、洗練されたレストラン。
確かにそれも旧市街の一面です。けれど私はずっと気になっていました。

「本当にそれだけなのだろうか」と。

観光地として完成されたこのエリアにも、きっと地元の人々に支えられている食堂や屋台があるはず。
そう考え、1週間かけて旧市街地のローカルグルメを徹底的に歩き回ることにしました。

今回のテーマは明確です。

・なるべく地元感のある店を選ぶこと
・料理ジャンルを偏らせないこと

カオソーイだけで終わらせない。
北タイ料理だけに絞らない。
ジョークも、クイッティアオも、ガイトートも、ラープも。

できるだけ幅広く巡りながら、旧市街の“食の輪郭”を浮かび上がらせる。
それが今回の挑戦でした。

そして、チェンマイといえばもうひとつ外せないのがコムローイ祭りです。
毎年11月、満月の夜に無数のランタンが夜空へ舞い上がるあの光景は、何度見ても心を奪われます。

弊社TRIPULLでは、毎年コムローイ祭りのチケットを取り扱っています。
会場は大仏塔が美しいCAD会場と、広大な敷地でスケール感を味わえるゴルフ場会場の2ヶ所。
ローカルグルメを堪能し、夜はランタンを見上げる。
そんな旅の組み立ても、チェンマイならではの楽しみ方です。

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チェンマイ旧市街地を歩き倒して見えてきた、ローカルグルメの現在地をお届けします。

1杯50バーツを守る良心価格の店『カオソーイ・アーラック』

チェンマイ旧市街地を本格的に巡る第一弾として訪れたのが『カオソーイ・アーラック』
旧市街には数多くのカオソーイ店があるため、未訪問の専門店はもうないと思い込んでいましたが、しっかりと見落としていた一軒でした。

派手な垂れ幕とは対照的に、店構えはどこか控えめ。
店内にはタイ人だけでなく欧米人旅行者の姿も多く、英語メニューも用意されています。
観光客にも開かれた店であることがうかがえます。

カオソーイは鶏・豚・牛の3種類です。
注文したのは王道の鶏肉。


驚くべきはその価格で、1杯50バーツです。
観光客の多い旧市街でこの値段は衝撃的。

丼はやや小ぶりですが、スープはまろやかで辛さは控えめ。
鶏肉は箸を入れるとほろりと崩れる柔らかさで、安さを感じさせない完成度です。

創業は約30年とのことです。店主いわく、カオソーイだけでなくクイッティアオも提供しているそうです。
物価上昇が続く中で50バーツを守り続けている点も含め、長く愛されている理由が伝わる一杯でした。

▼カオソーイ・アーラックの詳細はこちらから

店名カオソーイ・アーラック(ข้าวซอย​อารักษ์​)
営業時間10:30-16:00
定休日土曜日・日曜日
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/wFkhKUsQcWm1oAKx5

旧市街の老舗北タイ食堂『フアンペン』

チェンマイ旧市街の中心部に位置する『フアンペン』は、1986年創業の老舗北タイ食堂。
旧市街を語るうえで外せない一軒であり、ガイドブックにも頻繁に登場する有名店です。

日本人旅行者にとって北タイ料理といえばカオソーイが真っ先に思い浮かびますが、『フアンペン』はカオソーイ専門店ではなく、幅広い北タイ料理を提供する食堂です。

昼どきは満席になることも多く、店頭には北タイ料理のおかずがずらりと並びます。
混雑時には注文を取りに来るまで時間がかかることもありますが、それも含めて地元密着型食堂の空気。

名物のカオソーイ・ガイは、一般的にあっさり傾向のチェンマイ式の中ではやや濃厚寄りの味わいです。
コクのあるスープは物足りなさを感じさせません。

カノムジーン・ナムニャオは意外なほどあっさりとしており、豚肉とトマトの旨みが穏やかに広がります。

ハーブ香るサイウアは肉々しさと爽やかさを兼ね備え、カオニャオとの相性も抜群です。

そのほか、野菜と春雨をカレー風味で和えたゲーンホ、生姜が効いた北タイカレーのゲーンハンレー、辛くない北部式ラープであるラープクアムー、豚の血を使ったもち米カオガンジンなど、北タイ料理の奥行きを感じさせる品々が揃います。

現在は支店もありますが、長年の空気をまとった本店で味わう一皿には特別な趣があります。

カオソーイだけで満足せず、ぜひ多彩な北タイ料理を楽しんでほしい食堂です。

▼フアンペンの詳細はこちらから

店名フアンペン(ร้านอาหารเฮือนเพ็ญ)
営業時間08:30-16:30,17:00-22:00
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/hyADqJBvosoKyPMa6

具材てんこ盛りの濃厚スープ『クイジャップナムコン サームカサット』

旧市街で今回狙いを定めていた1店舗が『クイジャップナムコン サームカサット』です。

Googleマップで見つけ、早朝から営業していると知り朝一番で訪れました。
平日の朝にもかかわらず地元客の姿があり、地域に根付いた店であることがうかがえます。

提供されるのは、茶色い濃厚スープのクイジャップ・ナムコン。
八角やシナモンなどの中華ハーブがしっかりと香り、くるっと巻かれた独特の麺はもちもちとした食感です。

運ばれてきた一杯には、ムーグローブ、レバー、モツ、さらには北タイソーセージのサイウアまで盛られ、圧巻のボリューム!
これまで食べてきたクイジャップの中でも屈指の具だくさんでした。

レバーも臭みがなく、量が多くても最後まで飽きずに食べ進められます。
価格は120バーツとやや高めですが、内容を考えれば十分に納得できる一杯。
旧市街で朝からしっかり食べたいときにおすすめの店です。

▼クイジャップナムコン サームカサットの詳細はこちらから

店名クイジャップナムコン サームカサット(ก๋วยจั๊บน้ำข้นสามกษัตริย์)
営業時間07:00-15:00
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/cS3E1Wh4yHXEFKbw5

南西エリアで地元価格を守る屋台『クルア チャンタブーン』

チェンマイ旧市街を歩いていると、ある法則に気づきます。
東側のターペー門周辺は旅行者向けの店が集中し、洗練された店構えや英語メニューが目立ちます。

一方、西へ進むにつれてローカル食堂や屋台が増え、南側は市場が点在し生活感が色濃くなります。
旧市街でローカルグルメを狙うなら、西側が狙い目です。

その南西エリアにあるのが『クルア チャンタブーン』です。


派手な門の敷地内に複数の屋台が並び、その一角で営業しています。
17時ごろに訪れると、仕事終わりの地元客が集まり始め、観光客の姿はほとんど見かけません。

驚くのは価格。
料理の多くが100バーツ以下という、驚愕の設定です。

まず注文したのはパックブンファイデーン。


皿いっぱいに盛られた空芯菜は強火で炒められ、シャキシャキの食感が残ります。
これで50バーツです。

続いてヤムカイヨーマーは40バーツ。

ピータンのコクに酸味と辛味が重なり、価格以上の満足感があります。さらにクンオップウンセンは99バーツです。胡椒とニンニクが効いた春雨にエビの旨味が染み込み、主役級の存在感です。

南西エリアらしい地元価格を守る一軒であり、旧市街のローカル食べ歩きに外せない屋台です。

▼クルア チャンタブーンの詳細はこちらから

店名クルア チャンタブーン(ครัวจันทบูร)
営業時間17:00-23:00
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/zgkVhtaYBXoC9Tea8

朝から楽しめる鉄皿モーニング『カイガタ・ルートロット』

タイの朝食といえばジョークやパートンコー、ガオラオを思い浮かべる方が多いかもしれません。
今回紹介するのは、知名度はそれほど高くないものの、根強い人気を持つ朝食料理「カイガタ」です。
その専門店が、チェンマイ旧市街地の南側にあります。

チェンマイ門市場から徒歩2分ほどの場所にある『カイガタ・ルートロット』は、うっかりすると通り過ぎてしまいそうな控えめな外観。

しかし旧市街では珍しいカイガタ専門店です。
カイガタとは、小さな鉄皿に目玉焼きをのせ、ムーヨーやクンチアン、豚ミンチなどをトッピングした朝食料理。

注文したのはセットC(90バーツ)。

パンにムーヨーとクンチアンが挟まれ、コーヒーまたはお茶が付く構成です。
朝にちょうど良いボリュームで、重すぎず軽すぎない満足感があります。

さらにこの店では麺料理も提供しています。
クイジャップ・ベトナムは、豚肉やルアット、揚げホムデーン、ムーヨーがのった一杯です。

スープは醤油風味で、やさしい味わい。
旧市街で少し趣向を変えた朝食を楽しみたい方におすすめの店です。

▼カイガタ・ルートロットの詳細はこちらから

店名カイガタ・ルートロット(ไข่กะทะเลิศรส)
営業時間06:30-15:00
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/7nxtJhbZE361aEnx6

30年続くナムギアオ専門店『ナムギアオ・ルンポン』

北タイを代表する麺料理といえばカオソーイが有名ですが、もうひとつ忘れてほしくない存在がナムギアオです。
赤く染まったスープが印象的なこの一杯は、チェンマイ周辺で親しまれてきた郷土料理です。

ープのベースは乾燥唐辛子のペースト。そこにトマトを加えて煮込むことで、辛さの中にやわらかな酸味が生まれます。
見た目は鮮烈ですが、味わいは意外にも穏やかで、食べ進めるほどに旨味が広がります。

そのナムギアオを約30年にわたり作り続けているのが『ナムギアオ・ルンポン』

木々に覆われた控えめな外観で、知らなければ通り過ぎてしまいそうな佇まいです。

店内はテーブルが数席のみ。老夫婦が二人三脚で切り盛りしています。

平日はナムギアオ一本で勝負。迷わず大盛りを注文しました。
丼にはトマトと豚ひき肉が入り、その下にカノムジーンがたっぷり隠れています。

赤いスープの決め手は「トゥアナオ」と呼ばれる発酵大豆。
これが独特の深みを生み出します。

トマトの酸味、唐辛子の穏やかな辛味、そして発酵のコク。
派手さはありませんが、じんわりと身体に染みる味わいです。
30年続く理由が一口ごとに伝わってきます。

▼ナムギアオ・ルンポンの詳細はこちらから

店名ナムギアオ・ルンポン(น้ำเงี้ยวลุงพงษ์)
営業時間09:30-15:00
定休日木曜日
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/9vrqL2KExct6Ap15A

麺が選べる自由度の高い専門店『パッタイ ポーゴーン』

欧米人がパッタイ好きであることはよく知られています。
チェンマイ旧市街も欧米人旅行者が多いエリアですが、不思議なことにパッタイ専門店はあまり見かけません。
そう思っていたところ、しっかりと存在していました。

西側のローカル寄りエリアにあるのが『パッタイ ポーゴーン』

細い路地の奥に店を構えており、初めて向かうと少し不安になる立地ですが、その分ローカル感が漂います。
店主のゴーンさんいわく、ここは自宅を兼ねた店舗とのこと。温かい雰囲気に包まれた空間です。

最大の特徴は麺が選べる点にあります。
定番のセンチャンに加え、ウンセン、さらには揚げワンタンまで選択可能。
さらにトッピングも豊富で、エビやイカだけでなくガイトートやケープムーまで揃います。

まずはエビ乗せのスタンダードを注文。

薄焼き卵で包まれたパッタイは、甘さ控えめでバランスの良い味わい。
酸味と旨味がしっかり立ち、後味は軽やかです。

続いてウンセンを選び、ガイトート、ケープムー、ギアオトートを豪快に追加。

皿の上は揚げ物のオールスター状態になります。
正直半信半疑だったガイトートとの組み合わせですが、これが見事に調和。
カリッと揚がった衣とジューシーな鶏肉がアクセントとなり、主役級の存在感を放ちます。

パッタイそのものの完成度も高いものの、この店ではぜひガイトートも試してほしいところ。
遊び心と実力を兼ね備えた一軒です。

▼パッタイ ポーゴーンの詳細はこちらから

店名パッタイ ポーゴーン(ผัดไทยพ่อก้อง)
営業時間09:00-15:00,17:00-20:00
定休日日曜日
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/gq4BwKSaaE7YFmYs6

生ラープも味わえるディープ北タイ食堂『ラープガイ ムアンパンウェーン』

チェンマイ旧市街は旅行者向けの店ばかりだと思い込んでいましたが、取材を重ねるうちにエリアによって空気が違うことに気づきました。

南側には生活感の濃い食堂が点在しています。

そんな南エリアで出会ったのが『ラープガイ ムアンパンウェーン』です。

分かりづらい店構えながら、店内は地元色が濃厚。

ところが意外にも欧米人の姿も目立ちます。
メニューの筆頭に並ぶのはラープガイディップ。
生の鶏肉を使ったラープです。

これまで牛肉の生ラープは経験がありましたが、鶏は初挑戦でした。

恐る恐る口に運ぶと、ねっとりとした食感ながら臭みはありません。
マクウェンの爽やかな刺激と揚げニンニクの香ばしさが重なり、想像以上に完成度の高い味わいです。
挑戦のつもりが、気づけば好印象に変わっていました。

さらにクアヘムガイとヤムジンガイも注文。

発酵タケノコと鶏肉を炒め煮したクアヘムガイは、複雑なハーブの香りが立ち上がります。
ヤムジンガイは澄んだスープ仕立てで、やわらかな酸味と唐辛子の余韻が印象的。

ぶつ切り鶏肉の素朴な旨味が際立ちます。

旧市街でここまで攻めた北タイ料理に出会えるとは意外でした。
ローカル志向の方には強くすすめたい一軒です。

▼ラープガイ ムアンパンウェーンの詳細はこちらから

店名ラープガイ ムアンパンウェーン(ร้านลาบไก่เมืองพันแหวน)
営業時間11:30-21:30
定休日土曜日
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/agtMvfsLRw1t7Wo48

クリーミーで濃厚な名店『カオソーイ クンヤーイ』

チェンマイに来ると、ほぼ必ず食べてしまうのがカオソーイです。
何度口にしても「やはり外せない」と思わせる、北タイを代表する一杯といえるでしょう。

今回訪れたのは、チャンプアック門から徒歩約5分の『カオソーイ クンヤーイ』

寺院に挟まれるような立地で、気を抜くと通り過ぎてしまいそうな控えめな佇まいです。
半屋外の店内にはテーブルが並び、飾らないローカルな空気が流れています。

注文はカウンターで先払い。
カオソーイは鶏・豚・牛の3種類が揃い、ほかにクイッティアオも用意されています。

選んだのは定番の鶏肉入りです。
運ばれてきた丼は、淡くクリーミーな色合い。


ひと口すすると、濃厚なコクが広がります。
クリーミーでありながら重たさはなく、適度な辛さが後味を引き締めます。
麺に絡むスープの旨みは力強く、それでいてくどさはありません。

主役の鶏肉は箸でほろりと崩れる柔らかさ。
スープとの相性も良好で、全体の完成度を底上げしています。
人気店が多いチェンマイで長く支持されている理由が、丼の中にきちんと詰まっています。

▼カオソーイ クンヤーイの詳細はこちらから

店名カオソーイ クンヤーイ(ร้านข้าวซอยคุณยาย)
営業時間10:00-14:00
定休日日曜日休み
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/uLkPd4TsUcVE5nZz9

地元客が列をなす実力派『スパンガイトート』

チェンマイ旧市街のローカルグルメを調べていると、『スパンガイトート』の名が浮上しました。

旧市街といえばSPチキンのような有名店が思い浮かびますが、ガイトート専門店の存在は意外。
しかもレビューの評価は地元客中心に非常に高く、期待が高まります。

店があるのは旧市街西側。
旅行者の多い東側とは空気が異なり、生活感の残るエリアです。
17時に訪れると、すでにタイ人客が次々と来店。大量にテイクアウトする姿も見られ、地域に根付いている様子が伝わってきます。

注文したのは看板のガイトートに加え、プラートゥーとナムプリックヌム。
20分ほど待って提供されました。

ひと口かじると、ザクッという衣の音!
細かく砕けるクリスピータイプで、食感の良さが際立ちます。
しかも衣自体にしっかり味が入り、スパイスの香りも感じられるガイトートです。

中の鶏肉は驚くほどジューシー。
外側の軽快な食感との対比が見事です。

プラートゥーは外は香ばしく、中はほくほく。

そこに自家製ナムプリックヌムを合わせると、青唐辛子の爽やかな辛さが魚の旨みを引き立てます。

派手な演出はありませんが、味で勝負する一軒。
地元客が並ぶ理由は、実際に食べればすぐに理解できます。

▼スパンガイトートの詳細はこちらから

店名スパンガイトート(สปันไก่ทอด)
営業時間12:00-21:30
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/ja9QUjFfUdSR1UzB6

ムーグローブが主役級の実力店『チョー ポーチャナー』

今回のチェンマイ滞在の目的は、旧市街地のローカルグルメを徹底的に掘り下げることでした。
旅行者向けの洗練された店だけでなく、地元の日常に根ざした食堂を紹介する。
その方針のもとで出会ったのが『チョー ポーチャナー』です。

場所は旧市街地の北側。
外観からして只者ではない雰囲気が漂います。
メニューはご飯ものと麺類がずらりと並び、どれも魅力的。迷った末に両方注文することにしました。

まずはカオラート サームヤーン。

ムーグローブ、ムーデーン、ガイヤーンの3種盛りです。
最初に口にしたムーグローブは、思わず声が出るほどの完成度。

皮は軽やかにサクサクと砕け、脂の甘みが広がります。
ムーデーンは旨みが凝縮され、ガイヤーンも下味がしっかり入り、三者三様の魅力を放っています。

続いてバミーギアオ。

丼の底のタレを絡めながら麺を混ぜます。揚げニンニクの香ばしさが立ち上がり、弾力のある自家製らしき麺が心地よい。
ワンタンは噛んだ瞬間に豚肉の旨みが広がり、完成度の高さを実感します。

旧市街の喧騒から少し外れた場所に、これほどの実力店があるとは意外でした。
派手な宣伝はなくとも、味で支持される一軒です。

▼チョー ポーチャナーの詳細はこちらから

店名チョー ポーチャナー(ร้าน ช.โภชนา)
営業時間07:00-15:00
定休日日曜日
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/nNs7JRPasCxi15x27

1時間待ちでも食べたい牛煮込み麺『Blue Noodle』

チェンマイ旧市街を歩いていると、ひときわ目立つ行列に出くわしました。
ここまで並んでいる店は、旧市街ではほとんど見かけません。
近づいてみると、クイッティアオの専門店でした。

店名は『Blue Noodle』
タイ語では「クイッティアオ・ヌア・シーファー」といい、直訳すると“青い牛肉クイッティアオ”という意味になります。

並んでいるのは中華系の旅行者が多く、欧米人の姿も見えます。
クイッティアオに外国人が列を作る光景は珍しく、興味をそそられました。

14時過ぎでも列は続き、店内に入るまで約1時間。
注文はQRコードでスマートフォンから行う仕組みです。
選んだのは、牛煮込みのスープ有り(センレック)と、スープ無しのバミー麺の2品です。

まずスープ有りから。
澄んだスープは見た目からして上品で、ひと口すすればあっさりしながらも奥行きのある味わいが広がります。

煮込まれた牛肉は柔らかく、ルークチンも弾力十分。
雑味のない仕上がりに納得しました。

続くスープ無しのバミーは、縮れた卵麺の弾力が心地よく、タレと牛煮込みの旨みがダイレクトに伝わります。
2杯注文して正解でした。

創業は約20年とのこと。
外国人客が多い一方で、地元客もしっかり訪れています。
行列の理由は、一杯の完成度にありました。

▼Blue Noodleの詳細はこちらから

店名Blue Noodle(クイッティアオヌア シーファー/ก๋วยเตี๋ยวเนื้อสีฟ้า)
営業時間09:00-20:00
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/yBa5asgqAd1H2V919

朝から満席の人気店『ジョーク ソムペット』

タイの朝食といえばジョークを思い浮かべる方が多いはず。
私自身もよく食べる定番メニューですが、意外にもチェンマイ旧市街では専門屋台をあまり見かけません。
そんな中、朝から高い人気を誇っているのが『ジョーク ソムペット』です。

場所は旧市街北エリア。
黄色い大きな看板が目印で、アルファベット表記もあるため見つけやすい立地です。

店名からはジョーク専門店を想像しますが、現在は幅広い料理を揃える食堂スタイル。
サラパオや点心、カオソーイやラートナーなど、朝とは思えないほどのラインナップが並びます。

団体客がテーブルいっぱいに料理を広げる光景も印象的でしたが、今回は潔くジョーク一本に絞りました。
注文したのはエビやイカ、豚ミンチが入った全部入りです。

この店のジョークは濃度が高く、ねっとりとした食感が特徴。
さらりと流れるタイプではなく、スプーンに重みを感じます。
かき混ぜると具材が次々と現れ、満足感は十分。

価格は120バーツとやや高めですが、内容を考えれば納得できます。
旧市街で朝食に迷ったら、有力な選択肢になる一軒です。

▼ジョーク ソムペットの詳細はこちらから

店名ジョーク ソムペット(โจ๊กสมเพชร)
営業時間24時間
定休日基本無休
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/ZFcJpF1xahFv1URh8

炭火で回し焼く名物店『SPチキン』

チェンマイに来ると、必ずといっていいほど食べるのがカオソーイ。
とはいえ、もうひとつ外せない存在があります。
それが旧市街にあるガイヤーンの名店『SPチキン』です。

店頭では鶏が串に刺され、炭火の上でくるくると回り続けています。
使用しているのは生後45日の若鶏のみ。
小ぶりなのはそのためで、最も柔らかい時期の肉を選んでいるそうです。
焼き時間は45分から60分。風の強弱によって時間を微調整し、日ごとの焼きムラを防いでいます。

各国メディアでも紹介され、ミシュランのビブグルマンにも幾度となく選出。
こだわり抜いた素材と焼き方が評価につながっているのでしょう。

注文したのは半羽。
運ばれてきたガイヤーンは豪快にぶつ切りされ、表面は美しいキツネ色に仕上がっています。

ひと口頬張ると、驚くほど柔らかい!
じっくり炭火で焼かれているため、外は香ばしく中はしっとりとしています。

さらに印象的なのは、たっぷり効いたニンニクのパンチ。
柔らかさと力強さが同居する一皿です。

チェンマイ旧市街で長年支持され続けている理由が、噛むたびに伝わってきます。

▼SPチキンの詳細はこちらから

店名SPチキン(SP Chicken)
営業時間10:00-17:00
定休日不定休
Google Maphttps://maps.app.goo.gl/gfK7LcjD74xGjnqH9

1週間歩いて見えた、チェンマイ旧市街の本当の顔

チェンマイ旧市街は「旅行者向けのエリア」という印象を持たれがち。
確かに東側には洗練されたカフェやレストランが並び、世界中から訪れる旅行者で賑わっています。

 

しかし1週間歩き続けて分かったのは、その裏側にしっかりと地元の日常が息づいているという事実でした。

西へ進めばローカル食堂が増え、南へ下れば生活感の濃い屋台に出会う。
観光地でありながら、確実に“暮らし”が存在しています。

カオソーイ、ナムギアオ、ラープ、生の鶏肉料理、ガイトート、クイッティアオ、ジョーク……。

ジャンルを偏らせず巡ったことで、旧市街の輪郭が少しだけ立体的に見えてきました。
名店は決して観光客向けの看板だけで成立しているわけではなく、地元の支持という土台の上に成り立っています。

だからこそ、旧市街は面白い。

歩けば歩くほど、まだ知らない一皿に出会える場所です。

そしてもうひとつ、チェンマイを語るうえで外せないのがコムローイ祭りです。

毎年11月、満月の夜に無数のランタンが夜空へと浮かび上がる光景は、まさに幻想そのもの。
旧市街のローカルグルメを堪能した後に体験すれば、旅の印象はさらに深まります。

弊社TRIPULLでは、毎年コムローイ祭りのチケットを取り扱っています。
会場はCADとゴルフ場の2ヶ所。
初参加の方でも安心して楽しめる内容です。

大仏塔が美しい!チェンマイ開催CADコムローイ祭り

CADコムローイ祭り2026

チェンマイ・ゴルフ場開催!CHIANG MAI SKY’S LANTERNS FESTIVAL

グルメも、祭りも、街歩きも。

チェンマイ旧市街は、ただ“観光する場所”ではなく、体験する場所です。

次に訪れるときは、ぜひ一歩西へ、そして一歩南へ。

そこに、まだ知らないチェンマイが待っています。

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)の画像

西尾康晴(Yasuharu Nishio)2011年タイ移住/2017年4月タイ国内旅行会社TRIPULLを起業/バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」運営/2019年12月1日よりYouTubeチャンネルを開設/ YouTubeチャンネル Nishio Travel

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