タリンチャン水上マーケット|バンコク都内の水上マーケットを巡る

バンコク都内の水上マーケットを巡る ① | タリンチャン水上マーケット(Taling Chan Floating Market)

バンコク都内にある水上マーケットを紹介するシリーズをスタートしました。
水上マーケットといえばダムヌンサドゥアックやアンパワーばかりが取り上げられ、旅行会社のツアーもこの2箇所を扱っているものがほとんどですが、両マーケットともバンコクではなくサムットソンクラーム県です。
どちらも市場も楽しめるのはもちろんなんですが、もうちょっとバンコクの水上マーケットも脚光を浴びてもいいんじゃなかろうか。
といった想いから、本企画ではバンコク都内にある水上マーケットだけに焦点を絞り紹介していきます。
第一回目を飾るのはバンコク中心部からもっとも近いタリンチャン水上マーケット(ตลาดน้ำตลิ่งชัน)です。

バンコク中心部からタリンチャン水上マーケットまでの直線距離はおそよ12km。
直線距離だけを見ると、バンコク中心部から一番近い水上マーケットは、直線距離およそ10kmのバーンカチャオにある「バンナムプン水上マーケット」なんです。

バーンカチャオとはチャオプラヤー川をクロントゥイから渡し舟を使って行ける中洲で、自然保護区に指定されているだけに緑が豊富に残され、タイ人に人気のスポットでもあります。
ところがバーンカチャオが属しているのはバンコク都ではなくサムットプラカーン県。
本シリーズで取り上げるのは「バンコク都内の水上マーケット」であるため、「バンナムプン水上マーケット」は該当していません。

バスやタクシーで気軽に行けるタリンチャン水上マーケット

タリンチャン水上マーケットへのアクセス方法は、バスとタクシーが主な交通手段です。
安くあげたいならバスがダントツ。
乗り継いだとしても数十バーツで行けるでしょう。
以下のGoogleマップはアソークからバスを使った経路です。

タクシーを使う場合、バンコク中心部(アソーク近辺)から向かっても200バーツ程度。
中心部が渋滞しているようならBTSウォンウィエンヤイ駅まで行き、ここから乗車する方がまだスムーズです。
ウォンウィエンヤイからタリンチャン水上マーケットまでのタクシー料金は100〜150バーツが相場。
行き先をうまく伝えられないようなら、下のタイ語(タリンチャン水上マーケット)を運転手に見せれば万事オッケー。

ตลาดน้ำตลิ่งชัน

もう一つ、マニアックな手段があります。
タイ国鉄を使う方法です。
国鉄トンブリー駅からカンチャナブリーへ向かう線に乗車し、2つ目のBang Ramat(บางระมาด)駅で降りれば徒歩数分という距離。
国鉄トンブリー駅の場所をGoogleマップで掲載しておきます。

タリンチャン水上マーケットの魅力とは

タイ国内の水上マーケットといえば冒頭で挙げたダムヌンサドゥアックとアンパワー水上マーケットが両雄です。
この2つに比べるとタリンチャン水上マーケットの規模は小さく、周るだけなら30分ほどで見終えてしまいますが、タリンチャン水上マーケットの特長とは、このコンパクトさだと言い切りたい。
私はこれまで各地の水上マーケットを制覇してきましたが、これほど小さい規模はタイでトップクラスではないでしょうか。
水上市場の規模を数値化した資料がないため証明できないですが、私の主観では5本の指に入るコンパクトな水上市場だと思います。
午前中から行けばさほど人も多くなくゆっくりと散策でき、自分自身のペースで雰囲気を楽しめるのは嬉しい点。
有名水上マーケットではできない楽しみ方です。
市場内にはクイッティアオやソムタムなどの屋台、魚やエビを焼く屋台が一角に集中しています。
これらを箸で突きつつ、ビールをひっかけると止まらなんですよ!

タリンチャン水上マーケット入り口です

炭火で焼いている魚やエビは食欲を思いっきりそそってくれます

こちらのクイッティアオ屋でクイッティアオ・トムヤム(30バーツ)をいただきました

テーブルが並ぶ両脇で屋台が営業

船のサイズと鍋のサイズのアンバランス感が絶妙

市場すぐそばにあるクイッティアオ食堂『タリンチャンロッドデッド』。
創業して20年以上という牛肉クイッティアオを売る食堂で、こちらもおすすめです。
詳細は「激旨!タイ食堂」で紹介しています。

タリンチャン水上マーケット前で20年以上牛肉のクイッティアオ食堂

水上マーケットそばの線路から眺める風景

アクセス方法でも書きましたが、タリンチャン水上マーケットへはタイ国鉄でも行くこともでき、市場のすぐそばを列車が走っています。
日本では某有名人2名が無断で線路内に入り、鉄道営業法違反の疑いで書類送検されていましたが、ここはタイランド。
線路は自由には入ることができるし、もちろん写真撮影もオッケーです。

犬とともにどこまで歩いていくのだろうか…

線路上を歩きBang Ramat駅へ向かう親子

線路上から見たタリンチャン水上マーケットはこんな感じです

ボートツアーも発着しています

バンコクノイ運河から枝分かれした川沿いに、タリンチャン水上マーケットは広がっています。
この川を巡るボートツアーでは川からの風景や川沿いで生活する人々の暮らしぶりが眺められ、彼らの息吹が感じられるはずです。

川沿いで住んでいる方々にとってボートは生活の足でもあります

タリンチャン水上マーケットDATA

「タリンチャン水上マーケット(ตลาดน้ำตลิ่งชัน)」
TEL:089 148 0288
OPEN:8:00-17:00(土日のみ開催)
Facebook:https://www.facebook.com/TaradnamWattalingchan

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を立ち上げる。TRIPULLのほか、バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」を運営。 Twitter:nishioyasuharu

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