バンコクでの乗り継ぎ時間が長い場合、空港の外へ出て、バンコク市内やアユタヤを観光することは可能です。
この記事では、バンコクでトランジット観光をするために必要な時間、乗り継ぎ時間別の過ごし方、荷物の扱い、モデルコースなどを紹介します。
Contents
バンコクのトランジット中に空港の外へ出られる?
タイへの入国条件を満たしていれば、トランジット中でも入国審査を受けて空港の外へ出ることができます。
ただし、航空券の予約方法や乗り継ぐ航空会社によって、必要な手続きが異なります。出発前に、利用する航空会社へ次の点をご確認ください。
・トランジット中にタイへ入国できるか
・預け荷物が最終目的地まで運ばれるか
・バンコクで荷物を受け取る必要があるか
・次の便の搭乗券が発行されているか
・再度のチェックインが必要か
・利用する到着空港と出発空港が同じか

タイへ入国する場合は、パスポートの残存期間や査証などの入国条件も確認してください。
また、タイへ入国する外国人旅行者は、原則としてタイ到着前に「Thailand Digital Arrival Card(TDAC)」の登録が必要です。対象者や登録方法については、タイ入国管理局の公式サイトで最新情報をご確認ください。
入国条件は変更される場合があります。旅行前に、利用する航空会社、タイ大使館、タイ入国管理局などの公式情報を必ず確認してください。
乗り継ぎ時間が何時間あれば観光できる?
バンコクでトランジット観光をする場合は、次の時間を考慮する必要があります。
・飛行機を降りてから入国するまでの時間
・預け荷物を受け取る時間
・空港から観光地までの移動時間
・観光に必要な時間
・観光地から空港へ戻る時間
・搭乗手続きと保安検査に必要な時間
・国際線を利用する場合は、出発時刻の3時間前までに空港へ戻る行程をおすすめします。
乗り継ぎ時間別の目安は次のとおりです。
| 乗り継ぎ時間 | おすすめの過ごし方 |
|---|---|
| 6時間未満 | 空港内で過ごすのがおすすめです。入国して市内観光をするには、時間が足りない可能性があります。 |
| 6~8時間 | 入国や移動に時間がかかるため、空港内または空港周辺で過ごすのが安心です。条件によっては、近郊の観光地を1か所訪問できる場合があります。 |
| 8~10時間 | 入国手続きが順調であれば、バンコク市内の観光地を1~2か所巡れる可能性があります。 |
| 10~12時間 | バンコク市内の寺院、買い物、食事などを組み合わせやすい時間です。交通状況によっては郊外観光も検討できます。 |
| 一晩以上 | 空港周辺ホテルに宿泊し、翌朝からバンコク市内やアユタヤを観光して空港へ戻る行程を組めます。 |
※上記は目安です。入国審査の混雑、荷物の受け取り、道路状況、利用する航空会社などによって、実際に観光できる時間は変わります。
「乗り継ぎ時間」と「観光に使える時間」は異なる
例えば、飛行機の到着から次の便の出発まで10時間あったとしても、10時間すべてを観光に使えるわけではありません。
仮に次の時間が必要になるとします。
・降機・入国審査・荷物の受け取り:1時間30分
・空港と観光地の往復:2~3時間
・次の国際線出発前に空港で確保する時間:3時間
この場合、実際に観光や食事に使える時間は2時間30分~3時間30分程度です。
入国審査や道路が混雑すると、さらに短くなります。トランジット観光では、訪問先を詰め込みすぎないことが重要です。
バンコク市内を巡るモデルコース
乗り継ぎ時間が10時間以上あり、スワンナプーム国際空港から7:00に出発できる場合の一例です。
ワット・パクナムとワット・アルンを観光し、13:00頃に空港へ戻ります。次の国際線は16:00以降の出発を想定しています。
| 時刻 | 行程 |
|---|---|
| 6:00 | スワンナプーム国際空港に到着 |
| 7:00 | ドライバーと合流し、空港を出発 |
| 8:15 ~9:15 | ワット・パクナムを観光 観光後、ワット・アルンへ出発 |
| 10:00 ~11:00 | ワット・アルンを観光 観光後、スワンナプーム国際空港へ出発 |
| 13:00頃 | スワンナプーム国際空港に到着・チャーター終了 |
| 16:00以降 | 国際線で出発 |
※時刻は目安です。入国審査や交通状況によっては、観光時間の短縮や訪問先の変更が必要です。
※国際線は出発時刻の3時間前までに空港へ戻る行程をおすすめします。

空港周辺ホテルからアユタヤを巡るモデルコース
日付をまたぐトランジットでは、到着日に空港周辺のホテルへ宿泊し、翌朝から観光する方法もあります。
空港周辺ホテルを7:00に出発し、アユタヤを観光して13:00頃にスワンナプーム国際空港へ戻るモデルコースです。
| 時刻 | 行程 |
|---|---|
| 7:00 | スワンナプーム国際空港周辺のホテルを出発 |
| 8:30 ~9:15 | アユタヤの遺跡または寺院を観光 観光後、2か所目の遺跡または寺院へ出発 |
| 9:30 ~10:15 | 2か所目の遺跡または寺院を観光 観光後、スワンナプーム国際空港へ出発 |
| 13:00頃 | スワンナプーム国際空港に到着・チャーター終了 |
※ホテルの場所や交通状況によって、観光できる場所の数は変わります。
※時間に余裕がない場合は、観光時間の短縮や訪問先の削減が必要になることがあります。

トランジット観光でおすすめの場所
限られた時間で観光する場合は、空港からの移動時間と観光地同士の位置関係を考えて訪問先を選びましょう。
ワット・パクナム
巨大な黄金仏と、エメラルド色の仏塔で知られるバンコクの寺院です。
スワンナプーム国際空港からバンコク市内へ向かう途中に組み込みやすく、ワット・アルンやアイコンサイアムなどと組み合わせられます。
ワット・アルン
チャオプラヤー川沿いに建つ、バンコクを代表する寺院です。
白い仏塔に色鮮やかな陶器が装飾されており、バンコクらしい景色を楽しめます。交通状況によっては空港まで時間がかかるため、帰りの時間には余裕が必要です。
アイコンサイアム
チャオプラヤー川沿いにある大型商業施設です。
タイ料理、買い物、休憩を一度に楽しめるため、短時間のトランジット観光にも向いています。屋内施設なので、暑さや雨を避けたい場合にも利用できます。

ピンクのガネーシャ
チャチュンサオ県のワット・サマーン・ラッタナーラームにある巨大なピンク色のガネーシャ像です。
スワンナプーム国際空港と組み合わせやすい郊外の観光地ですが、道路状況によって移動時間が変わります。バンコク市内観光と同日に詰め込みすぎないようにしましょう。

アユタヤ
世界遺産の遺跡や寺院が点在する、バンコク近郊の人気観光地です。
空港との往復に時間がかかるため、短い乗り継ぎ時間での訪問には向いていません。一晩を挟むトランジットや、車に乗ってから空港へ戻るまで6時間以上確保できる場合に検討しましょう。
預け荷物はどうすればいい?
預け荷物が最終目的地まで運ばれる「スルーバゲージ」になるかどうかは、航空券の予約方法、利用する航空会社、乗り継ぎ先などによって異なります。
同じ予約番号で購入した航空券でも、必ずスルーバゲージになるとは限りません。反対に、異なる航空会社を利用していても、航空会社同士の契約によって最終目的地まで運ばれる場合があります。
出発空港で荷物を預ける際に、荷物の引換証に記載された到着空港を確認してください。不明な場合は、航空会社のカウンターで確認しましょう。
バンコクで荷物を受け取る必要がある場合は、受け取りにかかる時間も見込む必要があります。
貸切チャーターを利用すれば、スーツケースを車に積んだまま観光できます。ただし、現金、パスポート、電子機器などの貴重品は、ご自身で携帯してください。
スワンナプーム空港とドンムアン空港を間違えない
バンコクには、主に次の2つの空港があります。
・スワンナプーム国際空港
・ドンムアン国際空港
到着便と出発便で利用空港が異なる場合は、空港間の移動が必要です。
スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港は離れており、道路状況によって移動時間が大きく変わります。別の空港へ移動する乗り継ぎでは、市内観光を追加せず、空港間の移動を優先するほうが安全です。
航空券を予約するときは、到着空港と出発空港の空港コードも確認してください。
・スワンナプーム国際空港:BKK
・ドンムアン国際空港:DMK
トランジット観光で気をつけたいこと
訪問先を詰め込みすぎない
バンコクとその周辺では、時間帯、事故、悪天候、道路工事などによって渋滞が発生します。
観光地を多く設定すると、空港へ戻る時間が遅れる可能性があります。短時間のトランジットでは、訪問先を1~2か所程度に絞るのがおすすめです。
朝夕の渋滞を考慮する
平日の朝夕は、バンコク市内を中心に道路が混雑します。
Googleマップの移動時間だけを基準にせず、余裕を持って空港へ向かいましょう。
観光施設の営業時間を確認する
早朝便や深夜便を利用する場合は、観光施設が営業していないことがあります。
寺院、商業施設、レストランなどの営業時間と休業日は、出発前に各施設の公式情報で確認してください。
空港への到着時刻を最優先する
国際線は出発時刻の3時間前、国内線は2時間前までの空港到着を目安にしてください。
渋滞などによって搭乗便に間に合わなかった場合に備え、変更可能な航空券かどうかや、海外旅行保険の補償内容も確認しておくと安心です。
貸切チャーターなら空港発・空港着にも対応
TRIPULLの「バンコク空港送迎+観光チャーター」では、スワンナプーム国際空港またはドンムアン国際空港から観光を始め、観光後に空港へ戻る行程にも対応しています。
対象となる空港周辺ホテルから乗車し、バンコク市内やアユタヤを観光したあと、空港で降車することも可能です。
貸切車両のため、ほかのお客様を待つ必要はありません。スーツケースを車に積んだまま、自分たちだけで移動できます。
次のような方におすすめです。
・長い乗り継ぎ時間を有効に使いたい
・空港周辺ホテルから観光へ出発したい
・観光後、そのまま空港へ送ってほしい
・スーツケースを持って移動したくない
・家族やグループだけで観光したい
・公共交通機関の乗り換えを避けたい
料金や利用条件は、以下の商品ページでご確認ください。
バンコクのトランジット観光に関するよくある質問
6時間には入国審査、空港からの移動、再度の搭乗手続きも含まれます。そのため、バンコク市内まで観光に出るのはおすすめしません。
空港内または空港周辺で過ごすほうが安心です。
入国審査が順調で、預け荷物を受け取る必要がなく、到着便と出発便が同じ空港であれば、市内の観光地を1か所程度訪問できる可能性があります。
観光に使える時間を十分に確保できれば可能です。
航空券上の乗り継ぎ時間が長いだけではなく、入国後に車へ乗ってから空港へ戻るまでに、少なくとも6時間程度確保できるかを確認してください。
一晩を挟むトランジットで、空港周辺ホテルから翌朝出発する行程も利用できます。
可能です。
貸切チャーターでは、空港から乗車して観光したあと、同じ空港を最終降車場所に設定できます。予約時に到着便と出発便の情報、希望する訪問先、空港への希望到着時刻をお知らせください。
可能です。
ただし、乗車人数と荷物のサイズ・個数によって適した車種が異なります。予約時にスーツケースの個数をお知らせください。大型の荷物がある場合は、9人乗りバンがおすすめです。
対象エリア内のホテルであれば可能です。
予約時に、Googleマップで検索できる正式なホテル名をご入力ください。ホテルの所在地によっては追加料金がかかる場合や、送迎を承れない場合があります。
まとめ
バンコクでの乗り継ぎ時間が長ければ、トランジット中に空港の外へ出て観光できます。
ただし、入国審査、荷物の受け取り、観光地までの往復、搭乗手続きに必要な時間を差し引いて考えることが重要です。
短い乗り継ぎ時間では無理に空港から出ず、10時間以上ある場合や、一晩を挟む場合にトランジット観光を検討するとよいでしょう。
限られた時間を効率よく使いたい場合は、空港発・空港着に対応した貸切チャーターをご利用ください。













