バンコク中心部、MRTサムヤーン駅の近くにある「ワット・フアランポーン」は、参拝や寄付のために地元の人々が訪れる王室寺院です。
寺院前にはルアムカタンユー財団の受付があり、身寄りのない方や経済的に困窮した方のための棺代を寄付できます。日本では「棺を寄付できる寺院」として紹介されることがありますが、寺院と棺寄付を受け付ける財団は別の組織です。
この記事では、ワット・フアランポーンの歴史、棺寄付の意味と手順、参拝時の注意点、MRTサムヤーン駅からの行き方を紹介します。
ワット・フアランポーンでは通常の寺院参拝ができ、寺院前のルアムカタンユー財団では棺代を寄付できます。棺寄付はタイの「タンブン」の一つですが、参加は任意です。寄付を希望しない場合は、寺院参拝だけでも問題ありません。

Contents
ワット・フアランポーンの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | ワット・フアランポーン Wat Hua Lamphong |
| 参拝・寄付 | 棺寄付の受付は24時間と案内されています 本堂などの開放状況は時間帯により異なります |
| 入場料 | 外国人:1人40THB タイ人:無料 寄付金は各自負担 |
| 所在地 | 728 Rama IV Road, Si Phraya, Bang Rak, Bangkok |
| 最寄り駅 | MRTサムヤーン駅 駅から徒歩数分 |
2026年11月の現地表示では、外国人の入場料は1人40THB、タイ人は無料です。入場料は寺院の修繕・維持に充てられると案内されています。

入場料や棺寄付の金額・手順、寺院内の開放場所は変更される場合があります。現地の掲示とスタッフの案内を優先してください。
ワット・フアランポーンとは
ワット・フアランポーンは、バンコクのバーンラック区にある仏教寺院です。建立年を示す確かな記録は残っていませんが、旧本堂や仏塔の様式から、ラタナコーシン朝初期に建てられたと考えられています。
以前はワット・ウアランポーンと呼ばれていました。その後、ラーマ5世から現在の「ワット・フアランポーン」という名称を授けられ、2002年には第3級王室寺院に昇格しています。
境内では本尊への参拝、寺院の維持への寄付などができます。旅行者が寺院へ入る場合も、現在使われている信仰の場所であることを忘れず、静かに見学しましょう。


境内の中国式の祠とおみくじ
境内にはタイ仏教の建物だけでなく、中国文化の影響を感じる祠もあります。赤い柱や龍の装飾が目印で、線香を供えたり神像へ祈ったりする参拝者の姿が見られます。


祠では、番号の付いた籤を引き、同じ番号の内容を確認するおみくじも見られます。案内は主にタイ語や中国語のため、分からない場合は現地の人やガイドへ確認してください。


ワット・フアランポーンと棺寄付の場所は別
ワット・フアランポーン前で棺寄付を受け付けているのは、ルアムカタンユー財団です。寺院と隣接しているため、まとめて「ワット・フアランポーンの棺寄付」と呼ばれることがありますが、寄付金の受付や支援活動は財団が行っています。
寄付金は、身寄りのない方や葬儀費用を用意できない方の棺、遺体を包む布、葬儀用品などに充てられます。単なる開運体験ではなく、困っている人を助けるための寄付であることを理解して参加することが大切です。

タイのタンブンとは
「タンブン(ทำบุญ)」は、功徳を積む行為を表すタイ語です。寺院への寄付、僧侶への托鉢、困っている人への支援など、さまざまな行為がタンブンに含まれます。
棺寄付もその一つです。身寄りのない故人へ尊厳のある葬送を提供することに協力し、その功徳を故人や家族などへ捧げる考え方があります。
厄除けや運気向上と結び付けて紹介されることもありますが、効果を保証するものではありません。まずは慈善活動への寄付として考えるのがよいでしょう。
棺寄付の基本的な手順
現地で一般的に案内されている流れは次のとおりです。
・受付で寄付したい金額を伝える
・用紙に氏名を記入する
・寄付金を支払い、領収書を受け取る
・指定場所で用紙に糊を付ける
・並べられた棺に用紙を貼る
・身寄りのない故人などへ功徳を捧げる気持ちで祈る
手続きは変更されることがあるため、用紙の記入場所や貼り方は現地スタッフの案内に従ってください。タイ語でのやり取りが不安な場合は、日本語ガイドがいると進めやすくなります。
棺寄付はいくら?
棺一式の寄付額として500THBが紹介されることがありますが、少額から寄付できる場合もあります。金額や受付方法が変更されている可能性があるため、訪問当日に受付の表示を確認してください。
寄付は気持ちに応じて行うもので、必ず棺一式分を支払わなければならないわけではありません。ツアー料金へ寄付金を組み込まず、参加者自身が希望する金額を現地で支払う形が分かりやすいでしょう。
体験したくない場合は断っても大丈夫?
棺寄付への参加は任意です。棺が並ぶ場所に抵抗を感じる人や、宗教上の理由で参加したくない人は、無理に体験する必要はありません。
その場合は、ワット・フアランポーンの本堂を参拝したり、寺院の維持や慈善活動へ通常の寄付をしたりする方法があります。同行者だけが棺寄付を行い、別の場所で待つこともできます。
MRTサムヤーン駅からの行き方
MRTブルーラインのサムヤーン駅で下車します。駅からラマ4世通り沿いを進むと、ワット・フアランポーンとルアムカタンユー財団があります。

寺院と寄付受付はラマ4世通りに面していますが、入口が分かれているため、最初にどちらを訪れるか確認しておきましょう。周辺は交通量が多いので、道路を横断する際は信号や歩道橋を利用してください。
服装と撮影時の注意点
・肩や膝が大きく出る服装は避けます
・本堂へ入る場所では靴を脱ぎます
・仏像へ足の裏を向けないようにします
・棺や寄付者を撮影する前に許可を確認します
・祈っている人の顔を無断で撮影しないようにします
・寄付を開運効果だけで紹介しないようにします
日本語ガイドとバンコクのパワースポットを巡る
TRIPULLでは、ワット・フアランポーン、ワット・マンコン、ワット・ケーク、エラワン祠を日本語ガイドと専用車で巡るプライベートツアーを準備しています。棺寄付を希望しない方は、寺院参拝のみでも参加できます。
よくある質問
棺寄付の受付は24時間と案内されていますが、本堂など寺院内の開放場所は時間帯によって異なります。日中の訪問が分かりやすいでしょう。
寺院前にあるルアムカタンユー財団が受け付けています。寺院と財団は隣接していますが、別の組織です。
棺一式の目安として500THBが紹介されることがありますが、少額から寄付できる場合もあります。当日の受付表示を確認してください。
参拝できます。棺寄付は任意で、希望しない場合はワット・フアランポーンの本堂参拝や通常の寄付だけでも問題ありません。
MRTブルーラインのサムヤーン駅です。駅から徒歩数分のラマ4世通り沿いにあります。
撮影前に現地スタッフへ確認してください。棺に貼られた氏名や、祈っている人の顔が写らないよう配慮が必要です。











