観光者だけではなくタイ在住者にも人気の観光スポット、クレット島。
島と名付けられていますがチャオプラヤー川にある中州で、バンコク中心部から北東30kmほどに位置しています。
クレット島について詳しく存じあげない方のためにのちほど詳しくご説明しますが、このクレット島が洪水により1ヶ月ほど前から冠水被害に遭っています。
洪水の原因となったのは、10月に北部で続いた大雨によりチャオプラヤー川が増水したためのようです。
2017年11月5日のクレット島の様子
10月に洪水に見舞われてから1ヶ月ほど経った11月5日、私はクレット島の様子を見に行ってきました。
クレット島へ渡る船乗り場も浸水しており、周辺の店はほとんどが休業。
ボートを待つ人々はいつもより少なめですが、それでも列ができるほど人が並び、中には数名の日本人も見かけました。
クレット島の冠水状況は一時期に比べると水が引き、復旧が進んでいるところもありますが、いまだ冠水したままの店舗や家屋も少なくありません。
クレット島観光を考えているなら12月以降がおすすめ
クレット島は陶器などの焼き物で知られている場所だけに、島内各所に陶芸体験ができる店があるので、そのうちの1店舗にお邪魔し様子を伺いました。
入り口へ続く小道がすでに冠水し、建物へ向かうにはスリッパ&短パン必須です。
建物内も冠水したままで、陶芸体験はしばらくお休みしているとのこと。
酷い冠水状況ですが、それでも一時期よりも水は引いているようです。
冠水の水位は潮汐によって変化し、取材日のあたりだと昼ごろは水位が低めだと言います。
こちらを営む女性は
「ちゃんと営業できるのはあと2〜3週間後かしら」
とおっしゃっていました。
クレット島は毎年洪水による冠水に見舞われるそうですが、数日で終わることがほとんど。
冠水が1ヶ月も続くのは非常に稀だそうです。
私個人的な印象だと、クレット島の各所が完全に復旧するには少なくとも今月いっぱいかかるのではないだろうかと思います。
以下は、冠水していない通常時のクレット島の写真です。
クレット島とは
タイ語では「コ・クレット(เกาะเกร็ด)」と言い、バンコクではなくノンタブリー県に属している中州です。
下のGoogleマップが示しているように、クレット島はチャオプラヤー川に囲まれているため、水位があがれば洪水被害に遭いやすい立地条件といえます。
先にも触れたように陶器などの焼き物が有名で、陶芸体験ができる店も多く、それを目当てに訪れる在住日本人女性も少なくありません。
島内の市場では陶器のほかタイのお菓子やお土産物、衣料品などが売られ、食堂から洒落たカフェ、さらにはクラフトビールBARまである充実ぶり。
バンコクから車で30分ほどで、バンコクでは感じられない雰囲気を楽しめるクレット島は、私のお気に入りでもあります。
一番好きなのはクラフトビールBARの『Chit Beer』で、チャオプラヤー川をぼんやり眺めながらクラフトビールを飲むこと。
冠水がおさまるであろう12月以降に行ってみることをおすすめします。
「Chit Beer」
TEL:089-799-1123(チットさん)
OPEN:16:00-21:00(平日)12:00-21:00(土日祝日)
PRICE:ドラフトビール100B〜