パッタニー県 タイで最も美しいモスクが『パッタニー中央モスク』建つ地

タイ深南部パッタニー県 タイでもっとも美しいモスクが建つ地

前回の記事ではヤラー県市街地について、そして「激旨!タイ食堂」ではヤラー県ベートン群の”食”について記事を紹介しました。

 

そして今回は、ヤラー県を経った私が立ち寄った隣県、パッタニー県が舞台となります。
ヤラー県市街地からはバスが出ているそうですが、私が乗ったのはなぜか4人乗りの普通乗用車。そこに6人も詰め込まれ(助手席2名、後部座席4名)、車内で額から汗を流しながら、パッタニー中心部を目指したのでございます。

ヤラー県同様、爆破テロが起こっているパッタニー県

パッタニー県もヤラー県同様、爆破テロが頻発している地域です。ヤラー県のように爆風を防ぐための円柱はありませんが、爆破が頻発している通りでは爆破テロによる被害を少しでも減らすため、車両の駐車は歩道近くではなく中央分離帯側と決められています。
爆破が起きた場合、歩道側に駐車されているより中央分離帯側のほうが死傷者が少ないためでしょう。
ヤラー県もパッタニー県も、テロ被害が何十年と続き常態化してしまっているため、前述のような苦肉の策を講じるしかないようです。
そんな状況のパッタニー県なので、ヤラー県と同じく外国人観光客は極少。そのため予約サイトが扱っているホテルは少ないですが、私はBooking.comで『The Rooms Residence』というホテルを利用しました。
中心部からは若干離れているものの、レンタルバイクを貸し出しています。

”タイでもっとも美しい”と評されるモスク『パッタニー中央モスク』

パッタニー中央モスク/มัสยิดกลางจังหวัดปัตตานี

ヤラー滞在中に訪れた『ヤラーセントラルモスク』で、とあるムスリムの男性と話していた時、このように言われました。

「パッタニー県には行くか? もし行くならパッタニーには”タイでもっとも美しいモスク”があるから、ぜひそこも見て欲しい」

ムスリムの彼が外国人の私に勧めるのだから、よほどそのモスクについて知って欲しかったのだと思います。
彼が言っていたのは『パッタニー中央モスク/มัสยิดกลางจังหวัดปัตตานี』といい、堂々とそびえ建つモスクは評判通り美しく、見つめているしばし足を止めてしまうほど、圧巻かつ優美。
タイでいくつかモスクを見てきましたが、これほどの規模、そして完成度の高いモスクは見たことがなく、”タイでもっとも美しい”と評されるのも頷けます。
モスク内には大きな礼拝堂があり、ヤラーのモスクと同じく1日5回の礼拝が行われています。

30名が射殺された暗い過去を持つ『クルセモスク』

クルセモスク/มัสยิดกรือเซะ

2004年のタクシン政権時、タイ深南部の分離・独立を求める反政府運動は激化。同年4月28日に激しい武力衝突が勃発しました。この日、ムスリムの若者たちは派出所や検問所を襲撃。メンバーうち30人がクルセモスクに立てこもり、包囲したタイ軍に全員が射殺されるという、タイ史上でも凄惨を極める事件にいたりました。他の現場と合わせると、この日だけで計108人が死亡し、そのうち警察と軍の死者は5名。 『クルセモスク』はそんな反政府運動の歴史的な舞台となった場所でもあります。 一般的な形状を見せていないこのモスクは16世紀後半に建造。パッタニー最古のモスクでもあり、多くのムスリムが礼拝に訪れています。

タイ南部の名刹『ワットチャーンハイ』

ワットチャーンハイ ラートブラナラーム/วัดช้างให้ราษฎร์บูรณาราม

ヤラー県の記事でも少し触れましたが、パッタニー県には名刹中の名刹と呼ばれる寺院『ワットチャーンハイ ラートブラナラーム/วัดช้างให้ราษฎร์บูรณาราม(通称:ワットチャーンハイ)』があります。
ここへ目指すならヤラー駅から列車を使うのが一般的。ワットチャーンハイ駅までは30分ほどで到着します。
この寺院が名刹を呼ばれるのは、高僧ルアンプートゥワット(หลวงปู่ทวด)が奉られていることが一番の由縁でしょう。
ルアンプートゥワットはアユタヤ時代に僧侶で、海水を真水に変えたという伝説を持っています。
私がワットチャーンハイを訪れたのは平日の昼間でしたが、それでも参拝に来ているタイ人は多く、この寺院が多くのタイ人を惹きつけていることを実感しました。
ワットチャーンハイ駅についたら、ヤラー駅に帰る列車の時刻をまず確認しておくことをお勧めします。
時刻通りにはほぼ来ないとは思います。

列車の乗車時間は30分ほど

ワットチャンハイ駅

パッタニー県で巡ったローカルグルメは「激旨!タイ食堂」をご覧あれ

本記事では私が訪れたパッタニー県の見どころを紹介しましたが、グルメ情報は「激旨!タイ食堂」で執筆いたしました。
こちらも併せてご覧いただき、パッタニーの旅を充実させてください。

https://xn—-ieu8ap1dyfzkv469awe1a.com/pattahani/

 

私のYouTubeチャンネルでパッタニー県を旅した様子を紹介しています

2019年12月1日よりスタートした私の個人的なYouTubeチャンネル「西尾旅行社」。こちらではパッタニー県を旅した様子を公開しています。
これからもタイ各地の見どころや食を軸にして紹介していきますので、チャンネル登録していただければもっとタイに詳しくなれると思います。

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)の画像

西尾康晴(Yasuharu Nishio)1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を立ち上げる。TRIPULLのほか、バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」を運営。 Twitter:nishioyasuharu

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