バンコクの民主記念塔のあたりには見どころが多く、名刹も点在しています。
その中のひとつが『ワット・サケット』。
プーカオトーンとも呼ばれているこの寺院はアユタヤ王朝時代に建造されたと言われ、高台の上に黄金色の仏塔が設けられていることで知られています。
この仏塔まで階段で上がって行くことができ、高台からはバンコクの景色が一望。
有名な寺院のひとつです。
そしてもうひとつ。
ワット・サケットのすぐそばに『ワット・ラチャナダラム』という寺院も建っています。
こちらは鉄製の仏塔が37塔もあり、ピラミッド型に建築されている珍しい造りの寺院。
日中に見ても壮観かつ美しいですが、夜のライトアップされた姿も息を飲む美しさです。
これら2つの名刹の近くで営んでいる宿が、ここで紹介する『Old Capital Bike Inn』。
前述の寺院から徒歩2、3分という好立地で、しかも渋い宿なんです。
部屋に設けられたバスタブでゆったり
「うちは15年ほど前からやっています」
到着そうそうに出迎えてくださったのはオーナーのジェイソンさん。
ウエルカムドリンクを持って来てくれた彼と雑談を交わしました。
コロナの影響で宿泊客が激減したため、予約が入った日は彼自身が宿を見ているそうです。
部屋数は全8部屋。
テーブルなどの調度品はこだわりを持って選ばれた物ばかりで、卓越したセンスを随所に感じることができます。
また1階奥に並べられている自転車は無料で借りることが可能。
周辺の見どころを巡る足として利用できるのは嬉しい点です。
私が通されたのは1階のお部屋。
木の扉を開くとベッドがあり、そして奥のスペースにはバスタブとソファーが見えている。
シャワールームではなく部屋にバスタブを置くという発想が、『Old Capital Bike Inn』の世界観を表しているといえるでしょう。
天井はガラス張りなので、バスタブに浸かりながらほどよい日光を浴び、書に耽る、なんていう過ごし方を夢想させてくれます。
朝食は6つのメニューから選べます
夜になると冒頭で紹介した2つの寺院はライトアップされます。
日中とは打って変わり、幻想的な姿を見せる『ワット・サケット』と『ワット・ラチャナダラム』。
ここからもう少し足を延ばすと名刹『ワット・スタット』や『サオチンチャー」もライトアップされているので、こちらも拝観しておきたいところ。
とにかく見どころが多く、ひとつでも目に焼き付けておきたいから、夜の散策も止まりません。
『Old Capital Bike Inn』ではチェックイン時に、6種類のメニューから朝食を選ぶことができます。
タイ料理だとカイガタや豚の串焼き&もち米のセット。
その他にはベーコンエッグサンドウィッチ、ワッフル、エッグサラダのサンドウィッチ、アメリカンブレイクファストです。
私が選んだのはカイガタ。
カイガタとは、小さなフライパンのような鍋に目玉焼きや中華ソーセージ、ミンチ肉などが乗ったタイの朝食メニューです。
窓の外に見えるのは、ゆっくりと時間が流れる旧市街地の風景。
こういった過ごし方ができるのは、渋宿ならではの魅力でしょう。
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https://www.agoda.com/partners/partnersearch.aspx?pcs=1&cid=1791584&hl=ja-jp&hid=1037892