バンコクのインド寺院ワット・ケーク|参拝方法・供え物・行き方

バンコクのシーロム通りにある「ワット・ケーク」は、日本人の間で「インド寺院」とも呼ばれているヒンドゥー寺院です。正式名称はスリ・マハ・マリアマン寺院で、タイ語ではワット・プラ・シー・マハー・ウマーテーウィーとも呼ばれています。

色鮮やかな南インド様式の門が目印で、境内には主祭神のスリ・マハ・マリアマンをはじめ、ガネーシャ、シヴァ、ヴィシュヌ、ラクシュミー、サラスワティーなど複数の神々が祀られています。

この記事では、ワット・ケークの歴史、主な神々、供え物を使った参拝方法、撮影と服装の注意点、BTSからの行き方を紹介します。

先に結論

ワット・ケークはタイの仏教寺院ではなく、南インド系のヒンドゥー寺院です。境内では寺院が用意した供え物セットを購入できます。内部は撮影が制限されているため、入口の掲示と係員の指示を確認して参拝しましょう。

シーロム通りから見たワット・ケーク(スリ・マハ・マリアマン寺院)の外観
シーロム通りに面したワット・ケーク。正式名称はスリ・マハ・マリアマン寺院です。

ワット・ケークの基本情報

項目内容
名称スリ・マハ・マリアマン寺院
Sri Maha Mariamman Temple
通称ワット・ケーク
ワット・プラ・シー・マハー・ウマーテーウィー
参拝時間毎日6:00~20:00頃が目安
祭事や儀式によって変更あり
参拝料無料
供え物は別料金
所在地2 Silom Road, Bang Rak, Bangkok
最寄り駅BTSセントルイス駅またはスラサック駅から徒歩圏内

参拝時間や撮影範囲は、祭事や寺院の都合によって変更される場合があります。訪問当日の掲示と係員の案内を優先してください。

ワット・ケークが「インド寺院」と呼ばれる理由

ワット・ケークは、バンコクに暮らす南インド・タミル系の人々によって19世紀後半に建立されたとされるヒンドゥー寺院です。100年以上にわたり、シーロム地区の信仰の場所として使われています。

シーロム通りに面した入口には、ヒンドゥー教の神々や神話上の存在を細かく配置したゴープラムがあります。色彩豊かな南インド様式の建築は、周辺のオフィス街の中でも目を引きます。

「ワット」はタイ語で寺院を意味しますが、ワット・ケークは上座部仏教寺院ではありません。参拝方法や供え物、境内での決まりもタイ仏教寺院とは異なります。

ヒンドゥー教の神像が並ぶワット・ケークのゴープラム
神々の像と南インド様式の装飾が細かく施されたゴープラム
タイ語・タミル語・英語で表記されたスリ・マハ・マリアマン寺院の看板
寺院の正式名称「Sri Maha Mariamman Temple」が記された看板

主祭神スリ・マハ・マリアマン

寺院の中心に祀られているのが、スリ・マハ・マリアマンです。タイではウマー・デーヴィーやプラ・メー・ウマーなどの名称でも知られています。

境内には、ガネーシャ、シヴァ、クリシュナ、ヴィシュヌ、ラクシュミー、サラスワティー、カーリーなど、複数の神々も祀られています。どの神へ何を願うかだけでなく、それぞれの神の役割や関係を知ると参拝への理解が深まります。

旅行者向けの記事では恋愛、仕事、金運などの願いと結び付けて紹介されることがありますが、信仰上の意味はより幅広いものです。ご利益だけを強調せず、神々と寺院の文化に敬意を持って参拝しましょう。

ワット・ケークの参拝方法

初めて訪れる場合は、寺院が用意している供え物セットを利用すると分かりやすくなります。花輪や花、果物などが使われ、寺院周辺にも供え物を扱う店があります。

一般的な流れは次のとおりです。

・入口や指定場所で供え物セットを購入する

・靴を脱ぐよう案内されている場所で靴を脱ぐ

・供え物を指定された場所へ持っていく

・順路と係員の案内に従って神々を参拝する

・祭司から返された供物などがある場合は受け取る

儀式中は一般参拝の動線が変わることがあります。参拝者の流れを無理に横切らず、分からない場合は係員に確認してください。

色鮮やかなゴープラムがそびえるワット・ケークの入口
ワット・ケークの入口。靴を脱ぐ場所や参拝時の案内を確認してから入りましょう。

供え物は何を用意する?

花輪、花、果物などが一般的です。自分で用意するより、寺院内または寺院が認めた販売場所のセットを購入する方が間違いを避けられます。

ワット・ケーク周辺で花輪や供え物を販売する店
寺院周辺では花輪や花などの供え物が販売されています。

肉類、アルコール、一般的な飲食物など、寺院の決まりに合わないものは持ち込まないようにします。供えられる物は神や儀式によって異なるため、訪問当日の案内を確認してください。

内部は写真撮影できる?

ワット・ケークでは、寺院内部の撮影が制限されています。外観のゴープラムは道路側から撮影できますが、入口を越えてからは、撮影可能な場所かどうかを必ず確認してください。

ほかの参拝者がスマートフォンを使っていても、撮影が許可されているとは限りません。撮影禁止の表示がある場所や儀式中は、カメラやスマートフォンを向けないようにしましょう。

服装と持ち込み時の注意点

・肩や膝が大きく出る服装は避けます

・寺院内では帽子やサングラスを外します

・靴を脱ぐ場所では、指定された場所へ靴を置きます

・肉類やアルコールを持ち込みません

・内部の撮影ルールを守ります

・儀式や読経の妨げになる会話や動きを避けます

ナヴァラトリの時期は大変混雑する

ワット・ケークでは、ヒンドゥー教の祭事ナヴァラトリが盛大に行われます。期間中、特に最終日の行列には多くの参拝者が集まり、シーロム周辺で交通規制が行われることもあります。

祭事を見学する目的なら貴重な機会ですが、静かに参拝したい場合には向きません。通常の参拝を希望する場合は、祭事日程と重なっていないか確認しましょう。

BTSからワット・ケークへの行き方

BTSセントルイス駅またはスラサック駅から徒歩で向かえます。寺院はシーロム通りとパン通りが交わる角にあり、色鮮やかな入口が目印です。

サラデーン駅やMRTシーロム駅からも移動できますが、徒歩距離が長くなります。暑さや雨が気になる場合は、BTSの駅からタクシーや配車アプリを利用する方法もあります。

専用駐車場を利用できるとは限らず、周辺道路も混雑します。貸切車で訪れる場合は、車を待機させる場所をドライバーと事前に決めておきましょう。

日本語ガイドとバンコクのパワースポットを巡る

ヒンドゥー教の参拝方法も日本語で案内

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よくある質問

「インド寺院」とワット・ケークは同じ場所ですか?

シーロムの「インド寺院」として紹介される場所は、一般的にワット・ケークを指します。正式名称はスリ・マハ・マリアマン寺院で、南インド系のヒンドゥー寺院です。

参拝時間は何時ですか?

6:00~20:00頃が目安ですが、曜日、祭事、儀式によって変更または一時閉鎖される場合があります。当日の掲示を確認してください。

参拝料は必要ですか?

参拝は無料です。花輪や果物などの供え物を購入する場合は別途料金がかかります。

内部で写真を撮れますか?

寺院内部は撮影が制限されています。外観は撮影できますが、入口を越えた場所では撮影禁止の表示と係員の指示を確認してください。

供え物は持参した方がよいですか?

初めての場合は、寺院内または寺院が認めた販売場所で用意されているセットを利用すると分かりやすいでしょう。

最寄り駅はどこですか?

BTSセントルイス駅またはスラサック駅から徒歩圏内です。寺院はシーロム通りとパン通りの角にあります。

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)の画像

西尾康晴(Yasuharu Nishio)2011年タイ移住/2017年4月タイ国内旅行会社TRIPULLを起業/バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」運営/2019年12月1日よりYouTubeチャンネルを開設/ YouTubeチャンネル Nishio Travel

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