アユタヤの寺院のひとつ「ワット ナープラメーン(Wat Na Phramen)」。
アユタヤ遺跡群の外にある寺院ではありますが、多くの観光客が訪れる人気の観光地です。
ワット ナープラメーンの歴史
ワット ナープラメーンは、15世紀に建立されたとされていますが、詳細な記録は残されていないため、その正確な歴史は謎に包まれています。
アユタヤ王朝の終焉時、ビルマ軍による破壊を免れた数少ない寺院の一つです。
現在も当時の姿をかなり保った状態で残っており、貴重な文化遺産となっています。
この寺院の名前「ナープラメーン」は「王座に座る仏陀」を意味しており、その名の通り、本堂には壮大な座像の仏像が祀られています。
この仏像はアユタヤ時代に作られ、黄金に輝く豪華な装飾が特徴です。また、珍しい姿勢の仏像で、タイの仏教美術において特別な存在感を放っています。
ワット ナープラメーンのの見どころ
ワット ナープラメーンには、訪れるべき主なスポットがいくつかあります。
本堂の座仏 先ほども触れましたが、この寺院で最も注目すべきは、やはり本堂に祀られている高さ約6メートルの巨大な座像です。これは「プラ ブッダ ナープラメーン」として知られ、金箔で覆われた美しい仏像です。その目を閉じた穏やかな表情は、見る者に深い平安を与えてくれます。
立仏像 また、本堂の裏には立仏像もあり、この仏像は独特な風格を持ち、訪れる人々に強い印象を残します。こちらもアユタヤ時代の芸術を感じることができる重要な文化財です。
寺院の静けさ ワット ナープラメーンは他の観光名所に比べて観光客が少ないため、静かでリラックスできる環境が整っています。歴史の重みを感じながら、静寂の中で瞑想や仏教に対する理解を深めるのに最適な場所です。
訪れる際の情報
外国人の入場料はわずか20バーツです。アユタヤの他の主要な寺院と比べても非常にリーズナブルな価格なので、気軽に訪れることができます。
営業時間は通常午前8時から午後5時まで開いています。早朝や夕方の涼しい時間帯に訪れるのがおすすめです。
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