ピンクのガネーシャへ行ったらコレ食べたい!地元グルメを満喫

ピンクのガネーシャへ行ったらコレ食べたい!

タイへの旅行を考えているなら、多くの方はガイドブックや現地ブログなどを見て情報収集するでしょう。
観光地は寺院をはじめ、水上マーケットなどいくつもありますが、必ず載っているといっていいのが通称ピンクのガネーシャ

正式名称をワットサマン ラッタナーラーム(วัดสมานรัตนาราม)といい、巨大なピンク色のガネーシャ像が建てられたことから日本人の間では『ピンクのガネーシャ』と呼ばれるようになりました。

バンコクから車で1時間半ほどのチャチュンサオ県にあるピンクのガネーシャは2011年に建立。

前国王ラマ9世国王が83歳の誕生日を迎えた記念して建てられたもので、このガネーシャ像に願いごとをすると3倍速で叶うと言われています。

タイ国内で有数のパワースポットとして広まり、タイ人も多く訪れるスポットです。

今回の記事ではピンクのガネーシャへ訪れたなら、ぜひ食べてもらいたいレストランやローカル食堂を取り上げます。

ピンクのガネーシャグルメ|川エビがたまらない!【バーンマイリムナム】

ピンクのガネーシャへの道中に『バーンマイリムナム』というタイ料理店があります。
創業してから長く、店構えは味のある木造建築。

バンパコン川沿いに立地していることから、夕刻になると川からの涼やかな風が頬を撫でてくれます。

17時ごろに来店しても、テーブル席のほとんどが埋まっているほどの盛況ぶり。

客層の多くはタイ人ですが、メニューに日本語も併記されているほど訪れる日本人も少なくありません。

バーンマイリムナム ペートリウ/บ้านไม้ริมน้ำ แปดริ้ว

バーンパコン川沿いに立地しています

メニューを開くとまず掲載されているのはおすすめ料理の数々。
そのページの最上段を飾っているのは、クンメナームパオという「川エビの炭火焼き」です。

『バーンマイリムナム』では川エビを一推しにしており、必食メニューの一つ。

川エビの料金はサイズによって異なり、ビッグサイズの川エビ2尾なら1400バーツ。
ミディアムサイズなら6〜7尾で1200バーツ。

スモールサイズは8〜12尾で1000バーツです。

人数が多ければスモールサイズやミディアムサイズがいいと思いますが、おすすめはビッグサイズ。

お値段は少々張りますが、サイズが大きければ大きいほどエビ味噌の量が豊富になっているからです。

1人前は通常1kgなんですが、500gでの注文も可能です。
注文したビッグサイズの川エビはこちら。

川エビの炭火焼きことクンメナームパオ

エビの身は色が美しく身が締まっていて、これをエビ味噌をたっぷり付けていただく。
一口で無口になること必至!

緑色のシーフードソースを少し垂らして酸味を加えると、エビの身の甘さが際立つのでぜひ試してください。

『バーンマイリムナム』での2品目はトートマンルアム。

エビのすり身を揚げたトートマンクンと、魚のすり身を使ったトートマンプラーの2品がミックスになっています。

トートマンクンとトートマンプラーの盛り合わせ

トートマンクンにはエビがたっぷり使われていて、プリプリとした食感とサクッと揚がった衣の食感がイイ。

トートマンプラーはまったく油っぽくなく、ビールが進む一品です。
続いてはイカとエビを使った、クン・プラームックパッポンカリー

エビとイカを使ったパッポンカリー

一口いただくだけでエビとイカの新鮮さが分かるほどプリッとしており、カレースパイスが適度に効いていて、それらをふんわりと炒められた卵が包み込んでいます。

これとカニ入り炒飯のカオパットプーをいただけば、エビとイカ、そしてカニの最強コラボが楽しめるわけです!

カニ入りチャーハンのカオパットプー

【バーンマイリムナム】の全メニュー

『バーンマイリムナム』のメニューには日本語が併記されていますが、Google翻訳に頼ったのか、明らかに間違っている箇所もいくつかありました。
全料理名をカタカナを併記しましたので、正確な料理名を知りたい方は以下のリンクからご覧ください。
店名
バーンマイリムナム ペートリウ/บ้านไม้ริมน้ำ แปดริ้ว
営業時間
11:00-21:00
定休日
基本無休
Google Map
https://maps.app.goo.gl/jEByZWWuMsywZGWF7

ピンクのガネーシャグルメ|超人気食堂【クイジャップ タックモー】

こちらもピンクのガネーシャへ行く道中にある食堂です。
『クイジャップ タックモー』というお店で、店名の通りクイジャップを推しています。

クイジャップとは平らな生地ををくるっと巻き、マカロニのようにしてスープと共にいただく麺料理です。

クイジャップの麺

『クイジャップ タックモー』がどれほど人気なのかを知るには、Google Mapのレビュー数をご覧いただくのが早いでしょう。

どこにでもあるような食堂にもかかわらず、執筆時点で3000件を超える口コミの数が掲載されています。

ちなみに、バンコクの超有名店ピンクのカオマンガイこと『ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム』の口コミ件数は5000件ほど。

両店を比べてみると、『クイジャップ タックモー』のレビュー数がいかに多いのかお分かりいただけると思います。

クイジャップ タックモー/ก๋วยจั๊บ ตั๊กม้อ

空席が見当たらないほど

クイジャップのスープにはさまざまな中華ハーブが入っています

メニューは3品だけで、まずクイジャップ。そしてカリカリ豚をご飯に乗せたカオムーグローブ。
3つ目は魚の浮き袋を入れたスープのガポプラーです。
まずはカオムーグローブからいただきました。

カオムーグローブ

見ただけでカリカリに揚がってるのが伝わる出来栄えです。
実際に食べたら、揚げ具合の素晴らしさにたまらず「旨い」と声を出してしまったほど。

添えられたシラチャーソースにムーグローブを付けると、これがご飯に合うんです。

そしてクイジャップ。

五香粉(ポンパロー/ผงพะโล้)や八角(ポイガック/โป๊ยกั๊ก)といったものと醤油を煮込んだスープに、くるっと巻いた独特の麺、その他に揚げ豆腐、煮卵、ムーグローブ、ルアットムーなどが入っています。

スープの香りが素晴らしく、またムーグローブのカリカリ感がこの1品でも味わえ、喜びがふつふつと湧いてきて多幸感に満ちてくる一杯です。

『クイジャップ タックモー』はピンクのガネーシャへ行く道中に立地しているため、車を利用して向かうなら参拝前の腹ごしらえにはちょうどいい立地です。

しかも1品の量がそれほど多くないので、ここで軽く食事をし、ピンクのガネーシャを参拝したあと別の店へ行けるのもありがたい。

口コミ数3000件を超える人気を誇るクイジャップ食堂。
これだけの評判を獲得するには、並外れたクオリティーの高さに裏打ちされていたことが分かりました。

店名
クイジャップ タックモー/ก๋วยจั๊บ ตั๊กม้อ
営業時間
06:00-16:00
定休日
基本無休
Google Map
https://maps.app.goo.gl/ZAjxtZThkCXpWWtd6

ピンクのガネーシャグルメ|タラートバンマイロイピーの古き食堂

ピンクのガネーシャから車で20〜30分ほどのバーンパコン川沿いにある、百年市場の『タラートバンマイロイピー』

土曜日と日曜日だけしか開催されていませんが、百年市場といわれるだけに歴史があり、木造建築の家屋が並ぶ市場です。

タラートバンマイロイピー

古き雰囲気を残している百年市場

女性店主が揚げているのはトートマンクン

タイ人旅行者が多いこの百年市場タラートバンマイロイピーで、地元の人に愛されている食堂があります。
巨大なイラストが目印の『サムメークルア(タオフーン)』です。

サムメークルア(タオフーン)/ร้านสามแม่ครัว (เตาฟืน)

タラートバンマイロイピーを入って直進すること数百メートル。

店構えを見るだけで古くから営んでいる食堂であることが分かる、古き良き雰囲気を滲ませている店舗です。
店の前まで来てみると、テーブル席は満席。

5〜6席ほどしかありませんが、まだ昼前だというのに空きがないのはさすがです。

外国人客がほとんど来店することのない食堂なので、メニューはタイ語しかありません。
メニューに載っているおすすめ料理から選んだのは2品です。

他のお客さんを観察してみると、トムヤムを注文している方が多かったこともあり選んだのがトムヤムクンナムサイ(ต้มยำกุ้งน้ำใส)
ナムプリックパオやエバミルクを入れたトムヤムではなく、澄んだスープのトムヤムクンです。

トムヤムクンナムサイ

レモングラスやこぶみかんの葉、ナンキョーが、丼の中にたっぷりと使われていて、これがスープの香りを高めていて素晴らしい。

おすすめ料理として提供しているのも納得です。

そしてもう1品はパックブンパットガピ(ผักบุ้งผัดกะปิ)

パックブンパットガピ(ผักบุ้งผัดกะปิ)

空芯菜をガピ(オキアミの発酵味噌)で炒めた料理です。
一般的に炒め物で使われる空芯菜は、中国空芯菜のパックブンジン。
イエンタフォーなどクイッティアオに入っている太い空芯菜はパックブンタイです。

こちらで使われているのは、太い空芯菜のパックブンタイ。
これを炒め物に使っている料理に初めて出会いました。

太いだけに歯応えがあり、ガピ独特の発酵臭が口の中に広がってたまらない。
トムヤムの酸味と辛味、そしてガピの香りや空芯菜の食感を一度に楽しめる2品でした。

【サムメークルア(タオフーン)】の全メニュー

メニューに英語表記もなければ写真も載っていないので、タイ語が読めなければ注文のハードルが高いのが難点。
以下リンク先の記事では料理名にカタカナを併記した全メニューを書き出しましたので、来店することがあれば活用してください。
店名
サムメークルア(タオフーン)/ร้านสามแม่ครัว (เตาฟืน)
営業時間
07:00-15:00
定休日
月曜日
Google Map
https://maps.app.goo.gl/5mqcoNkEC1wscvr57

ピンクのガネーシャへのチャータータクシー&プライベートツアーを手配いたします

TRIPULLでは、ピンクのガネーシャへのチャータータクシーとプライベートツアーを扱っています。
車を利用しながらなるべく安く抑えたいならチャータータクシーがおすすめ。
車だけだと不安な方は、日本語が話せるタイ人ガイド付きのプライベートツアーがおすすめです。

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)の画像

西尾康晴(Yasuharu Nishio)2011年タイ移住/2017年4月タイ国内旅行会社TRIPULLを起業/バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」運営/2019年12月1日よりYouTubeチャンネルを開設/ YouTubeチャンネル Nishio Travel

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