ガストロノミーレストラン『Gaa(ガア)』  バンコクの名店『Gaggan』のDNAを継承

バンコクの名店『Gaggan』のDNAを継承  ガストロノミーレストラン『Gaa(ガア)』

バンコクのランスワン通りから小道に入ると現れるレストラン『Gaggan(ガガン)』
インド人シェフのガガン・アナンド氏が”プログレッシブ・インディアン・キュイジーヌ”と称するガストロノミー料理を提供し、人々の舌に斬新なテイストと驚きを与え支持を得てきたレストランです。

『Gaggan』は「Asia’s 50 Best Restaurants」で2015年から2017年まで3年連続で栄冠に輝き、一躍その名が世界中に知られることに。
いまでは予約が殺到し、数ヶ月前に連絡しなければ予約が取れないとまで言われています。

多いときは1日に500件も予約が入るため、予約を処理するためだけのチームが編成されているそうです。
一度は体験してみたいレストランですが、予約を取ることすら困難なだけに私はいまでも来店したことがありません。

ランスワン通りに掲げられたGagganの名前

2017年4月にオープンした『Gaa』

世界中から美食家が集まる『Gaggan』が今年4月、新たなレストラン『Gaa(ガア)』をオープンしたことで話題になりました。
オーナーシェフを務めるのはインド人女性のガリマ・アローラ氏(GARIMA ARORA)。
29歳ながら『Gaggan』でスーシェフ(シェフをサポートする役割のシェフ)として努めていた料理人です。
全文英語ですが以下ページで彼女のインタビュー記事が掲載されています。

GARIMA ARORA OF RESTAURANT GAA

若くして卓越したセンスを持つ彼女が『Gaa』で提供するのはガストロノミーの2つのコース料理。
聞きなれない「ガストロノミー」とは、フランス語で美食を意味する言葉です。
優れたテクニックと上質な素材、シェフのクリエイティビティーを駆使し「美食」を追求しているレストランを「ガストロノミーレストラン」と呼んでいます。
”シェフのクリエイティビティー”が表現されていることが「ガストロノミーレストラン」の重要な要素で、『Gaa』でも創作感あふれた料理が次々と提供され感嘆の連続でした。

注意して見ないと見えない『Gaa』の看板

知らなければレストランに見えないでしょう

ドレスコードは特にありません

『Gaa』が用意する2つのコース料理

本家『Gaggan』では1つしかコース料理がありませんが、『Gaa』では10品と14品の2つのコース料理から選ぶことができます。

10 Course

1. Chilled soup of Mango,Pumpkin and Pickles
2. Chicken Liver,Longan
3. Corn
4. Cow Milk Tofu,Grilled leaves of Mustard and Coriander
5. Crayfish,Khakhra
6. Cauliflower,Caramelized Whey(Add on Royal Project Sturgeon Caviar 500Baht)
7. Pork Rib
8. Keema Pao,Homemade Butter
9. Egg Fruit Ice Cream,Jack Fruit,Peanuts,Thai Macadamia and Gabok
10. Bhakarwadi,Koji Ganache

14 Course

1. Chilled soup of Mango,Pumpkin and Pickles
2. Savory Betal Leaf
3. Grilled Potato Mochi
4. Chicken Liver,Longan
5. Corn
6. Cow Milk Tofu,Grilled leaves of Mustard and Coriander
7. Crayfish,Khakhra
8. Cauliflower,Caramelized Whey(Add on Royal Project Sturgeon Caviar 500Baht)
9. Khanom-La
10. Pork Rib
11. Keema Pao,Homemade Butter
12. Egg Fruit Ice Cream,Jack Fruit,Peanuts,Thai Macadamia and Gabok
13. Chocolate Betal Leaf
14. Bhakarwadi,Koji Ganache

10品コースの全料理を紹介します

私たち3人が選んだのは10品のコースです。
1品目から順を追って紹介していきましょう。

Chilled soup of Mango,Pumpkin and Pickles

甘みと酸味のバランスがいい。
マンゴーの香りが鼻から抜け、食事前に清涼感をもたらせてくれます

Chicken Liver,Longan

鶏のレバーを使ったパテ。
一口サイズです。

Corn

皮をむいた状態

皮のままで出てくるため、どうして食べればいいものかと戸惑う一皿。
手に取り、皮をいじくっているとスポンと抜けました。
スイートコーンに風味と香りを加えつつ焼いたのでしょう。そのままでも美味しいのですが、カスタードを使った特製のマヨネーズも素晴らしい!

Cow Milk Tofu,Grilled leaves of Mustard and Coriander

コリアンダー等ハーブの葉を炒めた料理です。底に牛乳豆腐が潜んでいます。

Crayfish,Khakhra

サクサクとした生地にプリプリのザリガニを乗せ、柑橘系果実をあしらった可愛い一品。
食感の違いを楽しめます。

Cauliflower,Caramelized Whey(Add on Royal Project Sturgeon Caviar 500Baht)

炙ったカリフラワーをチーズのソースに沈めています。プラス500バーツでキャビアを加えることも可。

Pork Rib

本コースで初めての肉類。ポークリブはほどよい柔らかさで、3種の薬味や果実をトッピングしています。

Keema Pao,Homemade Butter

ポークリブとともに供されるパン。自家製バターといただきます。

Egg Fruit Ice Cream,Jack Fruit,Peanuts,Thai Macadamia and Gabok

ポークリブのあとはお口直しのアイスクリーム。ジャックフルーツやピーナッツなどがトッピングされています。

Bhakarwadi,Koji Ganache

アイスクリームで終了かと思いきや、最後の最後にパンが登場。Bhakarwadi(バッカルワリ)はインドのお菓子の名前のようで、最後はシェフの母国であるインドを味わってもらおうという意図なのかもしれません。

『Gaggan』よりもリーズナブルで予約が取りやすい

『Gaggan』でスーシェフとして働いていたガリマ・アローラさんだけに、『Gaa』で供される料理にも独特なアイディアが施されています。
一見するとシンプルなのに奥深いCorn、プリプリとサクサクを同居させたCrayfish,Khakhra、濃厚なチーズの沼にカリフラワー1つだけを沈めたCauliflower,Caramelized Wheyなど、美味しさと驚きを与えてくれました。
とはいえ『Gaggan』より奇抜さは低く、リーズナブルなので、リラックスして食事が楽しめるでしょう。
『Gaa』の素敵なレストランですが『Gaggan』の知名度に比べると雲泥の差。
予約は取りやすく、私たち3名は当日昼に連絡し席を予約することができました。

数々の栄冠を手にした『Gaggan』は2020年に閉店宣言

絶頂期を迎えた感のある『Gaggan』ですが、オーナーシェフのガガン・アナンド氏は長くやるつもりはないと言います。
彼は現時点で『Gaggan』を2020年に閉店すると宣言。
その理由は
「レストランは10年が寿命だ」
という自論によるものです。
閉店後ガガン氏は、福岡県のフランス料理店『La Maison de la Nature Goh』福山剛氏と共に、2021年日本国内で『GohGan』のオープンを目指しています。

”アジアナンバーワン”の称号を鷲掴みにしてきた『Gaggan』。
この店のDNAは『Gaa』に受け継がれ、『Gaggan』なきあとの2020年以降を盛り上げてくれるでしょう。

『Gaa』への行き方

最寄駅はBTSチットロム(chitlom)駅。4番出口を降りてランスワン通り(Lang suan Rd)を南下。
徒歩なら10分程度です。

『Gaa』の予約方法

以下電話番号とメールアドレスにて受け付けています。
受け付け時間は朝9時から夕方6時まで年中無休です。

SHOP DATA 『Gaa(ガア)』

TEL:091-419-2424 , 065-229-4422
OPEN:18:00-23:30(無休)
ADDRESS:68/4 Soi Langsuan,Ploenchit Road,Lumpini,Pathumwan,Bangkok,10330
PRICE:10 Course 2,000THB 14 Course 2,600THB(サービス料10%・VAT7%別)
Email:reservation@gaabkk.com
Facebook:https://www.facebook.com/gaabangkok/
Website:http://www.gaabkk.com/

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を立ち上げる。TRIPULLのほか、バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」を運営。 Twitter:nishioyasuharu

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