トゥクトゥクをスマホで呼べる画期的なアプリ! バンコク旧市街地の観光に使えるTuk Tuk Hop

トゥクトゥクをスマホで呼べる画期的なアプリ! 旧市街地の観光に使えるTuk Tuk Hop

2、3年前だったと思うんですけど、タクシー配車サービス「Grab」のFacebookに、とある商品が投稿され話題になりました。
投稿された写真にはTukTukが写っており、その車体にGrabのマークが入っている。
これは”トゥクトゥク版のGrabサービス”がスタートしたという内容の投稿でした。
この投稿はタイ人の間で一気に拡散し、バンコクの日系Webサイトも取り上げ、やいのやいのと大騒ぎ。
ところがこの記事、Facebookに投稿されたのが4月1日。そう、エイプリルフール用のネタだったというわけです。そのときのGrabの投稿がPantipに残っていましたのでリンクを貼り付けておきます。

https://pantip.com/topic/34984902

写真のトゥクトゥクはかなりリアルに作られています。ここまで徹底してやられると騙されますよ(笑)
胸を躍らせたトゥクトゥク版Grabタクシーは夢となってしまいましたが、タイのとある会社がこれに近いアプリを開発していたんです!

街で偶然見かけたTuk Tuk Hop

バイクで移動中、信号待ちで停車しているときのことでした。
右斜め前に停車しているトゥクトゥクの天井部に看板のようなものが立っていて、そこに掲載されているのはURLやQRコード。
すかさずその場でGoogle検索してみると、トゥクトゥクの天井部に取り付けられた小さな看板で宣伝していたのはTuk Tuk Hopなる会社でした。
Webサイトを閲覧すると、アプリでトゥクトゥクを配車できるという、トゥクトゥク版Grabタクシーのようなサービスを展開しているとある!
私は開発者の方に話を伺いたくさっそくTuk Tuk Hopにコンタクトをとり、オフィスが入っているというチャオプラヤー川沿いのショッピングモール『Tha Maharaj』へと赴きました。

2016年にサービスが始まったTuk Tuk Hop

私を迎えてくれたのは、Tuk Tuk HopのCEOであるKrisadaさん
もともとはトゥクトゥク配車サービスから始めた会社ではないと話してくれました。

「会社自体は2年前から立ち上げていて、電気自動車のトゥクトゥクを開発していました。Tuk Tuk Hopを立ち上げたのは2016年です」

CEOのKrisadaさん。めちゃ爽やかな青年でした

Tuk Tuk Hopで開発した電動トゥクトゥク。今は1台だけですが今後は増やしてTuk Tuk Hopのサービスに導入していくそうです

彼のオフィスがある旧市街地は、エメラルド寺院やワットポー、王宮前広場など、タイ国内の観光地の中でもトップクラスの施設が集まり、観光客の多さは群を抜いている。その観光客を求めてトゥクトゥクも多く走っており、Krisadaさんもよく利用すると言います。

「この界隈にいると外国人観光客の方が『トゥクトゥクにぼったくられた』『指示した場所に行かない』『運転手が英語を理解できていなかった』といったトラブルに遭っていることを耳にするんですよ。そういった言葉による行き違いや、悪質なドライバーによるぼったくりを減らしたく、Tuk Tuk Hopのアイディアが浮かび開発を始めました」

アプリをローンチできたのは開発を始めて6ヶ月ほど。ローンチしてからも常に改良を重ねていると言います。
システムはGrabやUberと同様、トゥクトゥクにGPSシステムを搭載し、利用者がオーダーすると近辺で流している空車のトゥクトゥクがピックアップに向かいます。
Tuk Tuk Hopに登録しているトゥクトゥクの台数は取材時点でおよそ20台。トゥクトゥクドライバーなら誰でもいいわけではなく、サービスに見合った人材を探し見極めることも重要でしょう。

「私が利用したトゥクトゥクの運転手の中から、Tuk Tuk Hopのサービスに適している方を選んでいます」

彼が信用できるドライバーだけを採用しているので、スピード狂だったり、ぼったくろうとしたりするような輩は皆無。
現時点ではTuk Tuk Hopのサービスは旧市街地エリアだけに限定されていますが、余計な交渉ごとなく快適にトゥクトゥクで観光できることもあり、欧米人を中心に月間で400〜500件の利用者がいると言います。

Tuk Tuk Hopの料金体系と料金システム

トゥクトゥクで観光したいけど、料金交渉が面倒なこともあり敬遠している旅行者は多いでしょう。利用者として気になるのはトゥクトゥク配車サービスの料金。
利用出来る範囲はさきほども触れましたが、旧市街地周辺のみとなります。詳しくはTuk Tuk HopのWebサイトでご覧下さい。

Tuk Tuk HopのWebサイトより引用

http://www.tuktukhop.com/home#attraction

そして利用料金。
1台あたりの利用者の人数によって料金が変わります。

1人:399バーツ/1台
2人:599バーツ/1台
3人:699バーツ/1台
4人:799バーツ/1台

1人と4人での利用金額を比べると、4人だと一人あたり約200バーツなのでおよそ半額なります。
一度支払うと発効日だけ利用できるPIN番号が発行され、その日は8:30から18:00まで何度でも利用することが可能です。
同じトゥクトゥクがずっと一緒にいるわけではなく、その場でPINを入力すればトゥクトゥクが配車されるので、いちいちトゥクトゥクを探す手間が省け、しかも価格は安い。
トゥクトゥクを使って旧市街地周辺を観光したいなら、おすすめできるアプリです。

Tuk Tuk Hopの利用方法

ここからはTuk Tuk Hopの利用方法を順を追って説明していきます。
まずはアプリを「Tuk Tuk Hop」ダウンロードしてください。
アプリを開いてから以下の画面と説明に従って進めば利用できますよ。

 1. アプリを開いたら、まず中央の「Buy pin」をタップします。

 

 

2.  入力項目を埋めていきます。「Select a date」は配車希望日、「Number of adults」大人の人数、「Number of children under 100cm(Free)」は100cm以下のお子さんの人数です。「Promotion code」はプロモーションコードを持っていなければ入力する必要はなく、ポケットWifiレンタルを希望する方は「Pocket Wi-fi rental(+49 Bath)」をYesにしてください。
なぜポケットWi-fiレンタルサービスを行っているかというと、Tuk Tuk Hopを利用するにはインターネット接続が必須だからです。レンタル料金は49バーツ。

 

3.   こちらの画面では「NAME」にアルファベットでフルネーム、「EMAIL」にメールアドレス(のちほどこのアドレスにPINコードが送られてきますので、入力時はしっかりとご確認を!)、「MOBILE」にはタイ国内で使用できる電話番号(持っていなければ入力の必要はありません)、「PAY VIA」では支払い方法をクレジットカードか現金かを選択します。すべての入力が完了すればPAYをタップ。

4.  しばらくすると登録したメールアドレスにTuk Tuk Hopからメールが届きます。メールの本文中に記載されているPIN CODEをコピー。

5.  PIN CODEをメールで取得すれば以下の画面に飛び、上段の「Log in with pin」をタップ。取得したPIN CODEを打ち込めば利用可能になります。

6.   ログインすると表示される画面がこれ。この画面から乗車するPick upと目的地のDROP OFFを選択します。Pick upの箇所に表示される場所は、自分の場所をGPSが計測しもっとも近いポイントを表示しています。
例:以下の画面でしたらWat Trimitrが最寄りのポイントでした。

 

7.  配車のタイミングを選択します。いますぐピックアップに来て欲しい時は「Now」を、15以内ならいいという方は「In 15 mins」をタップ。

 

8.  自分の場所とピックアップポイント、ピックアップ時間が決まれば配車完了。
運転手のニックネームや顔写真、車のナンバー、現在地、配車までの予想時間が送られてきます。

 

9.  トゥクトゥクドライバーがあなたを顧客かどうかを判断できるよう、識別番号が送られてきます。これを運転手に見せてください。

 

Tuk Tuk Hopの事務所がある『Tha Maharaj』(ポイント番号②)へと到着したSomsakさん!
天井にTuk Tuk Hopのプレートが乗っかっているので分かりやすい。

 

 

トゥクトゥクに乗車してまず驚いたのが車内にスマホ用のバッテリーが搭載されていたことです。こういったアイディアをトゥクトゥクに採用しているのはさすが!1日中トゥクトゥクに乗っていてもスマホバッテリーの心配せずに観光できるのは、旅行者にとってはありがたいサービスです。Somsakさんのトゥクトゥクに乗車してやってきたのは、旧市街地の巨大ブランンコことサオチンチャー(ポイント番号⑥)でした。

スマホ用のチャージャーが搭載されています

試乗で訪れたサオチンチャー。Somsukさんはトゥクトゥク運転歴20年以上のベテラン!

 

Somsakさんとはここでお別れですが、サオチンチャーを観光し終わったら以下画面からPIN CODEを入力しログインし、トゥクトゥクの配車を依頼することができます。利用時間内(8:30-18:00)なら何度でも配車OK!

Log in with pinをタップし、メールで送られてきたPIN CODEを入力すれば1日に何度でも利用できます

 

これからのTuk Tuk Hopにも期待!

画期的なサービスですがUBERやGRABに比べると遜色感はいがめないのは、どこからでもピックアップしてくれるわけではなく、降車地点とともにあらかじめ決められたポイントしか利用できない点でしょう。
とはいえ、Tuk Tuk Hopは2016年に始まったばかりのサービスなので、これからさらに利用しやすく改良されていくはず。

「今後は登録台数を増やし利用範囲を広げていきたいですね。目標は200台です」

近い将来、タクシー配車サービスのように気軽に利用できるようになれば、観光者にとっても在住者にとっても、トゥクトゥクがもっと身近な存在になるに違いありません。

Tuk Tuk Hop DATA

TEL:090-063-2660
website:www.tuktukhop.com
Facebook:@/tuktukhop
Twitter:tuktukhop
Instagram:tuktukhop

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西尾康晴(Yasuharu Nishio)の画像

西尾康晴(Yasuharu Nishio)1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を立ち上げる。TRIPULLのほか、バンコク発タイ料理グルメ情報サイト「激旨!タイ食堂」を運営。 Twitter:nishioyasuharu

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