バンコクから南西方向へ車で走ると、ナコンパトム県、サムットソンクラーム県を通り、ペッブリー県へと突入します。
バンコクからの距離およそ170km。
見所は、ビーチリゾートの「チャーム」や”神秘の洞窟”と呼ばれる「タムカオルアン」、宮殿の丘カオワンに建つ「プラ・ナコーンキリ宮殿」などが知られています。
そういった観光スポットはここで紹介するまでもなく、他サイトでバンバン取り上げられているわけですが、私がこの度向かったのは日本語でまったく情報が出ていない水上マーケットでした。
ペッブリー市街地から40km西へ
ペッブリー市街地まで来ると、そこから山中へ向けて車を走らせること約40km。
私が目指した『グワンジョー水上マーケット(ตลาดน้ำกวางโจว)』の入り口は、水上市場とは思えぬほど目立たぬ佇まいで、あやうく通り過ぎてしまいそうになりました。
これほど山奥の水上マーケットに訪れる観光者などおるのかいな。。。
広場のような 駐車場に車を進入させると、8割以上の駐車スペースが埋まっている。
こんな僻地の市場まで調べて訪れるとは、タイ人が持つ水上マーケットへの愛着や興味は、外国人の私の想像を超えたものがあるのでしょう。
水上マーケット内は電波が入りません!
規模はさほど大きくなく、バンコクのタリンチャン水上マーケットよりも小さいと思います。
僻地かつ小規模の『グワンジョー水上マーケット』は、秘境と呼びたい雰囲気であり、スマホを取り出して電波をチェックしてみると、なんと「圏外」!
確かに、周辺のタイ人でスマホをいじっている人が誰一人としていない…。
FacebookやInstagramへ投稿することができないため、水上マーケットを楽しむことに集中できているようです。
小川のそばには数軒の飲食店が営業し、川べりで食事できるスペースが設けられていたので、私は一人でテーブルを陣取りリラックス。
カノムジーンを注文し、のんびりした風景を眺めつついただきました。
なお、グワンジョー水上マーケットを動画でも撮影しました。
規模が小さいとはいえ辺境にある水上マーケットだけに、アンパワーなどの有名どころのように溢れるほど観光者が訪れておらず、のんびりした雰囲気が楽しめます。
タイ人ですらこんな僻地の市場までやって来るのは少ないというのに、外国人ならばなおさら。
私が訪れたときは欧米人だけではなく、どこにでもいる中国人ですら一人もいませんでした。
日本語で検索しても出てこない『グワンジョー水上マーケット』。
日本語でここを紹介したのは、世界中で私が一番だと思っています。
(他にいたらごめんなさい)
グワンジョー水上マーケットへ訪れる際に気をつけておきたい点
文中でも書きましたが、DTACは圏外でした。
必要な連絡があるなら、山中に入る前に連絡を済ませておきましょう。
ここの水上マーケットは地面が舗装されていないため、ややぬかるんでいることもあります。
歩きやすい靴を履いておくことをおすすめします。
ちなみにトイレにはティッシュはないのでポケットティッシュはお忘れなく!
【DATA】
グワンジョー水上マーケット(ตลาดน้ำกวางโจว)
OPEN:10:00-16:00(土日のみ)